8月29日放送のバラエティ番組「7時にあいましょう」(TBS系)に出演した菊地亜美に対して、後輩が「ホンマに苦手で、ホンマに怖かった」と当時の印象を暴露した。これはアイドルグループ「アイドリング!!!」で一緒に活動していたモデルの大川藍によるもので、大川は「本当に地獄やったんですよ」などと発言。これには視聴者からは「本当に嫌われ者だったんだな」といった声があがっているようだ。
だがアイドリング!!!当時から菊地を知るアイドル誌のライターは、このやり取りがいわば出来レースだと指摘する。菊地をあえて悪者にすることで、彼女のキャラクターを際立たせるのが狙いだというのだ。
「今でこそ毒舌トークで知られる菊地ですが、現在の芸風を確立するまではかなり迷走を続けており、後輩を厳しく注意する姿が定着したのはアイドリング!!!の後期になってから。しかも番組中では堂々と菊地に反旗を翻す後輩もいて、それが許される空気もありました。そんな様子を暴露されても現在の菊地にとってプラスにはなりませんし、後輩に恐れられていたイメージを強調したかったのでしょう」
番組側の狙いはともかく、大川にとってそのストーリーに沿った発言を口にするメリットはあるのだろうか。そこは二人の関係性を見れば一目瞭然だという。アイドル誌のライターが続ける。
「全35名が在籍したアイドリング!!!にて、菊地と大川だけがレプロエンタテインメントの所属で、二人はいわば同僚なのです。しかも大川がモデル、菊地がバラドルと活躍のフィールドが異なるので、この二人を反目させても仕事への影響はありません。それゆえ今回の番組は、大川が菊地をサポートするチームプレーだったわけです」
やっと築き上げた毒舌キャラを死守したい菊地。そんな彼女にとって後輩のアシストはさぞや、ありがたいものだったことだろう。
(金田麻有)