さて、かつて木村拓哉(43)といえば、泣く子も黙る天下のアイドルだった。
「14年前のドラマ『空から降る一億の星』(フジテレビ系)でキムタクは、共演した井川遥(40)を断罪したんです。キムタクは、モデルから転身したての井川に対し『演技がヘタクソすぎて、もう一緒に仕事をしたくない』と周囲に漏らしていました。さらには、出演者の顔合わせが井川のスケジュールに合わせて作られていたことを知って激怒。事務所に共演NGを通告したエピソードは有名です」(女性誌記者)
そんなキムタクも、今やSMAPの他の4人と共演NG状態だが、人気女優たちからもそっぽを向かれて窮地に立たされている。
「来年1月の新ドラマにキムタクの主演が決まっているのですが、ヒロイン役が決まらず苦戦しています。SMAP解散騒動で、キムタクはすっかりヒールです。悪いイメージがつくことを懸念してか、綾瀬はるか(31)や吉高由里子(28)など、有名女優陣が共演オファーを突っぱねているようです」(前出・女性誌記者)
もはや井川のほうこそ、共演お断りだろう。
今夏に放送された連続ドラマ「仰げば尊し」(TBS系)では、多部未華子(27)がトラブルに巻き込まれてNG対象者が生まれた。
「共演した村上虹郎(19)のセクハラ騒動です。村上にすれば、“きれいなお姉さん”の髪の毛に触れたり、劇中で使うトランペットでスカートをめくるなどしてちょっかいを出しているつもりだけだったのかもしれません。多部さんも最初こそ若い俳優から慕われている、と許容していたのですが、あまりにエスカレートするのでプロデューサーに直訴した。劇中でも接触させないように配慮するなど制作側も対応に苦慮したほどです」(芸能プロ関係者)
大物同士ゆえに交わらないケースもあるという。
「桃井かおりさん(65)と大竹しのぶさん(59)は絶対、共演しませんね。本人同士は仲が悪いということもないのですが、2人は『存在感』がかぶるんですよ。特別な美人なのが売りではなく、アクの強い演技派同士。共演するとお互いのよさが相殺されてしまうということで、桃井さんが大竹さんとの共演をよしとしてないんです」(映画製作関係者)
お芝居では済まないバラエティの現場では、よりピリピリした関係が出来上がりやすい。それもたまにではなく、何度も敵を作るのはデヴィ夫人(76)である。
「13年に放送された、芸能人が特技を披露するバラエティ番組でした。小島瑠璃子(22)が優劣の判定を下したことで、自分が負けたことに腹を立てたデヴィ夫人は、自身のブログで〈番組を台無しにした整形疑惑のKYタレント〉と猛烈に批判した。翌年にもデヴィ夫人は、バラエティ番組で共演して敵対心を燃やした西川史子(45)に対して、収録後にやはりブログで〈夫にも愛されなかった惨めな西川史子〉と猛烈批判し、険悪な仲になりました。小島と西川は同じ事務所で、以来、事務所の総意としてデヴィ夫人との共演には難色を示しています」(ワイドショースタッフ)