東出昌大主演映画「デスノート Light up the NEW world」が10月29日に公開され、2日間で興行成績4億5000万円、観客動員数34万人を超える好発進。週末興行成績ランキングNO1を9週連続獲得していた大ヒット映画「君の名は。」を抜きトップに躍り出るなど、邦画の実写映画としては近年まれにみる好成績を記録した。
だが翌週以降、如何せん観客の評価が芳しくない。その原因の一端が、主演である東出にあるという。これまでにも出演した映画やドラマ、CMでの“棒演技”が指摘されてきたが、今作でもその演技力に変化がないと指摘されているのだ。
ネット上のレビューを見ても、「『ごちそうさん』のときは新人で大目に見れたけど、今じゃあ演技が下手すぎ見ていて腹が立つレベル」「俳優を名乗れるレベルじゃない」と散々な言われよう。あげくには「肩書きを『杏の夫』に変えろ!」と揶揄される始末だ。
また、興行成績についても「ネームバリューで勝ち取った1位」との意見が多数。内容についても「頭脳戦なのに出てくる人みんなバカ」「今年ワースト、二度と観たくない」など、酷評が相次いでいる。
映画ライターは「前作の映画版が素晴らしすぎたせい」と言ってこう分析する。
「藤原竜也演じる“月”と、松山ケンイチの“L”は素晴らしかった。この天才2人の頭脳戦はもちろん、苦悩やある種の友情も丁寧に描かれていたし、演技については文句ない。ですが今作は、攻防戦の内容がほぼ前作と変わらない。それと東出には、藤原や松山にある“突き抜けたオーラ”が感じられませんでした」
東出にとっては「演技の壁」も「前作の壁」も高すぎたようだ。
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