アメリカ人と結婚し、現在はサンフランシスコを拠点に活動するお笑い芸人の野沢直子が、ドナルド・トランプ候補の米大統領選勝利でパニックに陥っているようだ。野沢は投開票当日の11月9日、「白熱ライブ ビビット」(TBS系)に電話出演し、トランプ嫌いを表明。さらに「トランプが大統領になったら、ブラジルに引っ越しますから」と宣言していたのである。
また9日未明に更新したブログには、「うちはヨーロッパに引っ越すて話も出てます」という一文も。引っ越し先がヨーロッパからブラジルに変わった理由は不明だが、トランプ勝利が確定してしばらく経ってもブログは更新されておらず、ショックは相当大きかったようだ。そんな野沢に対し、ネットからは反発が出ているという。お笑い系のライターが説明する。
「日本でもトランプ勝利を憂う声は少なくありませんが、野沢に対しては批判が続出しています。その大きな原因は、野沢がテレビで発言した『(トランプ氏が)ここまで残った時点でアメリカ人はバカなのかと思う』という言葉。さらに野沢は『絶対ないだろうと思いたいけど、バカのほうが多いかもしれない』とまで語っており、こんな口調では賛同を得るのは難しいでしょう」
そんな野沢に対しては「そんな国にわざわざ移住したのは誰だよ?」とか、「他人をバカというヤツがもっとバカ」といった反論が集中。また、「ブラジル移住、おめでとう!」という皮肉や、「日本に戻ってくるな」といった声もあがっている。
ちなみにアメリカ人の夫や娘はヒラリー支持で、自分の周りにはトランプ支持者がいないと語っていた野沢。だがカリフォルニア州は伝統的に民主党の金城湯池で、シリコンバレーにほど近いサンフランシスコはさらにその傾向が強いというのは現地では常識のはず。アメリカ在住歴が20年を超えるのに、そんな現地事情も知らないのはなんとも不思議なところだ。
(金田麻有)