お笑い界の帝王・明石家さんまと国民的アイドル・嵐の二宮和也が相次いで「ユーチューバーになる」と宣言し、波紋を広げている。
さんまが言い出したのは11月12日放送のラジオ番組「ヤングタウン土曜日」でのこと。ピコ太郎が8月にユーチューブにアップした動画が大当たりし、一躍有名人になったことに触発され、「ユーチューブをどんどん利用せなあかんよね。俺もユーチューブ始めようかな、これだけ影響があったらな、ユーチューバーになろうと思う」と言い切ったのだ。お笑い関係者が解説する。
「さんまはかねてからインターネットを敵視し、スマホ向け人気ゲームアプリ『ポケモンGO』ですら、毛嫌いしていました。11月24日放送の『第一回明石家紅白!』(NHK)でピコ太郎と初共演して感化されたのでは。1分9秒の動画をアップしただけで数千万円の収入が転がり込むのだから、やってみたくなってもおかしくありません」
一方の二宮も、11月20日放送のラジオ番組「BAY STORM」で「ユーチューバーになる」と息巻いた。
「リスナーからのお便りを紹介した際のこと。『夢は見るものではなく叶えるもの』を高校の講演会のテーマにした澤穂希を引き合いに出し、『(ゲームの実況動画を流す)固定客15万人ぐらいのユーチューバーになりたい』と熱く語りました。子供の頃は『ゲームをしてお金を稼ぐ』ため、『ゲーム会社や制作会社に行く』と考えていた二宮ですが、今はその考えは消え、家から出ずにできることから『俺はユーチューバーになる。それで頑張る』と宣言しました。もっとも今すぐの転身ではなく、『年齢に関係なくできる』ことから、『決まったな、老後』と、遠い将来を見据えての発言だったようです」(ジャニーズウオッチャー)
大物2人に多大なる影響を与えたピコ太郎。二宮が11月19日放送の「嵐にしやがれ」(日本テレビ系)で伝授された「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」動画が雨後の筍のようにアップされており、海外からの真似動画も続々登場している。だがユーチューブとの契約で、関連動画の広告収入はすべて本家のピコ太郎に入る。オリジナルを立ち上げないと、一銭も稼げない仕組みになっており、「ユーチューバー長者」への道は険しそうだ。
(塩勢知央)