今年10月、週刊アサヒ芸能が創刊から60周年を迎えた。スキャンダル、ギャンブル、バイオレンスなど、読者の本能に訴えかける誌面作りのなかで、こだわり続けたのが「いい女」。今が旬の美女をいかに切り取るか、かつてお世話になったアイドルは今どこにいるのか。あらゆる角度でフィルムに収め、読者に届けてきた。
65年7月18日号に掲載したのは、女優の大原麗子の貴重な水着カットだ。この年の3月に「孤独の賭け」で映画デビューしたばかりで、当時まだ19歳。水着のグラビアは生涯でもこの1度きりとされている。
77年7月7日号にグラビアに初登場したのが夏目雅子だ。カネボウ化粧品のキャンペーンガールになり、イベントで水着姿を披露した時のもの。この直後、映画「トラック野郎・男一匹桃次郎」でマドンナとして抜擢。伝説の美人女優へと成長してゆく直前の貴重な写真である。
今年2度目の挙式を披露した“梨園の妻”藤原紀香も、水着姿でパーフェクトボディを見せ付けていた。92年1月2・9日合併号に掲載されたもので、ミス日本グランプリコンテストでグランプリを受賞した直後に激写。後に発言するたびに批判される立場になるとは、当時誰が予想できただろうか。
12月5日発売の「アサ芸シークレットVol.43」には、そんなアサ芸が撮っていた美女30人の秘蔵カットが掲載されている。
時代を飾ってきた美女たちの輝かしい姿は、永遠に色あせない。