17年1月スタートのドラマ「嫌われる勇気」(フジテレビ系)で、主演を務める香里奈(32)。その宣伝も兼ねて「醜聞を隠してインタビュー」に応じたが、過去の痴態過去のイメージが付きまとってしまうようで‥‥。
12月17日のサンケイスポーツに掲載されたインタビューで、新ドラマの紹介後、芸能生活について聞かれた香里奈はこう答えた。
〈順風満帆に見えるが、仕事がつらくて芸能界を辞めようと思ったことも。「けっこうありますね(笑)。会社員の方も『辞めたい』とか思われるじゃないですか? 普通だと思っています」〉
〈20代は全力で駆け抜けてきた分、30歳になってから仕事のペースを落とした。「体力が変わってくるので。女性は特にホルモンバランスも違う。10代、20代と同じペースでやっていたら体がもたない」〉
このインタビュー内容に違和感を覚えた人は少なくないだろう。香里奈といえば、2000年にファッション誌の専属モデルで芸能活動を始め、翌年には「カバチタレ!」(フジ系)でドラマデビュー。それ以降、ドラマや映画で何度も主演を演じてきた。その将来を一転させたのが、「FRIDAY」(14年4月11日号)に掲載された「ベッド写真」である。芸能デスクが振り返る。
「短期留学先のハワイで知り合った台湾人男性と一緒に寝ている写真が流出したのですが、そのポーズのインパクトがすごかった。ベッドに寝そべり、股をおっぴろげ、黒Tバックの上から指で女性器を広げているようにも見えるんです」
股間部がスミ塗りしたように見えたことから、ネットでは「香里奈▼(さんかっけい=かっこいいの意味)」の異名がつけられ、それまでの女優像は崩壊。CM契約も打ち切りになり、「順風満帆」とは程遠い“その後”となった。
「仕事のペースを落としたというより、“謹慎”に近かった。報道後、香里奈は事務所関係者に謝罪。本人は仕事へのやる気を見せていたので、しばらく休んだあと、モデルと女優の仕事を中心に活動することにしました。バラエティ番組は写真の件に触れられるので、基本的に出演しない方針にしたそうです」(前出・芸能デスク)
復帰したのは、15年秋ドラマ「結婚式の前日に」(TBS系)。脳腫瘍と診断されたヒロインを演じたが、平均視聴率5%台の大コケだった。
「話題性を期待しての起用ですが、人気のなさにビックリ。スタッフは『スキャンダルの尻拭いの結果がこれか‥‥』と不満タラタラでした」(TBS局員)
名誉挽回として挑むのが、「嫌われる勇気」。シリーズ累計180万部を超えたベストセラーの同書を原案にして、刑事ドラマに作り変えたミステリーで、香里奈が演じる女性刑事は、周りの目も他人の意見も気にせず、難事件に挑んでいく。コンビを組む後輩刑事は、ジャニーズ事務所所属の加藤シゲアキ(29)。
「共演シーンでは、香里奈さんが加藤さんをパシリのように扱い、Sっぽいきつい言い方のセリフが多いんです。本番後に言いすぎて心配なのか、『今の言い方で大丈夫?』と加藤さんに聞いていました」(ドラマ関係者)
休憩中も2人の“コンビ”は息が合っている様子。
「香里奈さんが『クリスマスは(女性から)連絡があるんでしょ』と加藤さんに質問したら、『とんでもないっす。1月2日くらいまで仕事。ジャニーズ事務所はそんなに甘くないです』と言って笑わせ、場を和ませていました」(前出・ドラマスタッフ)
「惨敗女王」を返上し、「痴態過去」を払拭できるか。