2016年12月30日、小説家の万城目学が自身のツイッターで明かした内容が大きな注目を集めている。その書き込みによると、彼は、2年前から関わっていたある映画関係者にアイデアを盗まれたという。
「万城目氏は、ある映画のオリジナル脚本を執筆したものの、最終的に全てボツにされたそうです。にもかかわらず、後日完成した映画の予告を彼が見ると、ボツにした脚本から一部のアイデアだけを盗んで、別の脚本家に書かせていたことが発覚。万城目氏はボツネタを小説として発表しようとしていたこともあり、制作者に抗議するも『返さない』『諦めろ』と突き放され、大きなショックを受けたと告白しました」(芸能記者)
万城目氏は関わった映画のタイトルを明かさなかったものの、ファンの間では1月14日公開の綾瀬はるか主演「本能寺ホテル」(フジテレビ制作)ではないかという疑惑が浮上。なぜならフジはかつて「鹿男あをによし」や「プリンセストヨトミ」などで万城目作品とタッグを組んでいるが、今回、同スタッフによる新作「本能寺ホテル」には、彼の名前がないことから疑われることとなったようだ。
この騒動により、映画の興行収入に悪い影響が出る可能性があるという。
「ネットではこの件が炎上し、ファンからは『酷すぎる! 絶対に許せない』『このまま泣き寝入りするしかないのか』『万城目さんの新作小説が読めなくなったのがツラい』という声以外にも、『映画を観に行くのはやめよう』と『本能寺ホテル』の不視聴運動まで起こっている。今回、主演の綾瀬はるかは、思わぬとばっちりを受けることとなりました」(前出・芸能記者)
フジ制作の映画といえば、過去にも「テルマエ・ロマエ」の低額すぎる原作使用料や、映画「海猿」関連書籍が契約書なしに販売されたことなどで、原作者を度々怒らせている。そのため、ネットでは「またか」という声も飛び交っているようだ。