1月19日、自身が手がけた絵本「えんとつ町のプペル」の全内容をネットで無料公開したのは、キングコングの西野亮廣である。
2000円で販売されている同書の無料公開に踏み切った理由として、西野は「高くて買えない」という小学生からの声を受けたからだと説明。SNSを中心に、西野への賞賛が相次いでいる。
自身のブログで「お金の奴隷解放宣言です」「『10万部売れるコト』よりも、『1億人が知っているコト』のほうがはるかに価値がある」と綴り、美談として捉えられている西野の決断。だが、内実はそう単純ではないようだ。同作品にスタッフとして携わったという人物が、匿名を条件に証言する。
「彼の発言がイチイチ腹立たしくて仕方ありません。大変な作業を安く他人に任せ、自分はイイ顔をして、オイシイところだけ持っていっている。書籍版だと一応は裏方の名前もクレジットされていたのに、ネットの無料公開版では西野さん以外のクレジットは省かれている。自分だけの手柄にするために無料で公開したのかといぶかってしまいました。こんな人の名誉欲を満たす手助けをしたと思うと、ゲンナリです」
昨今、テレビ番組などで「ウォルト・ディズニー超え」を宣言している西野。野望の実現に、裏方スタッフの軽視がアダとならない保証はない。