5月21日、7月期の連続ドラマ「黒革の手帖」(テレビ朝日系)で、武井咲が主演を務めることが発表された。言わずと知れた松本清張原作で、勤める銀行から1億8000万円を横領し、やがて夜の銀座を生きていく“悪女”の物語。さっそくネットでは“武井主演”に対する疑問の声があがっている。
「04年に米倉涼子が主演した時の視聴率が平均15.4%と好評で、米倉の演技力を不動のものにしたドラマだけに、武井の若さや演技力のなさを不安視する声が多いのです」(芸能ライター)
今回、武井が演じる主人公は25歳という歴代最年少の設定。実年齢は現在23歳で設定よりもさらに若い武井に、この名作の主役が務まるのかという疑問はごもっともだ。
「本人は役作りのために銀座に見学に行くと言っているようですが、そういう問題ではないんです。表面的なものだけでとらえている限り、いい演技ができるわけはありません。とりわけ銀座で夜の世界を生きる女性は、美しさだけではなく強さや教養、大きな度量を持っていないと務まりません。どこまで彼女が“銀座のオンナ”の本質を見抜けるか。それを吸収して演技できるかにかかっています」(番組制作会社関係者)
このドラマの前クールは、これまでのところ平均視聴率2ケタ台をキープしている天海祐希主演の「緊急取調室」。視聴率を落とすわけにいかないプレッシャーも重くのしかかる。
(伊藤その子)