元KAT-TUNの田中聖容疑者が5月24日、法律違反の薬物所持により東京都内で現行犯逮捕された。その田中容疑者が所持していたのはいわゆる「ハッパ」。昨年10月に逮捕された高樹沙耶(本名・益戸育江)が所持していたのと同じものだ。週刊誌記者が語る。
「ASKAや清原和博など薬物関連で逮捕される芸能人は少なくありませんが、そのほとんどはいわゆるケミカルな“クスリ”。それに対して芸能界にハッパの濫用者が多かったのは昭和の話で、平成の今ではほとんど話題にも上りません。高樹は彼女自身がハッパ解禁論者でしたが、なぜ30歳そこそこの田中がハッパを選んだのかが不思議ですね」
音楽業界は以前から薬物に甘いと言われているが、だとしてもトレンドがハッパから遠ざかっていることに変わりはない。だが田中容疑者には、ハッパに手を出すキッカケがあったのではと音楽ライターが指摘する。それは15年7月のブラジル公演だったというのだ。
「日系人が多いブラジルでは日本文化への関心が高く、アニメとJ-POPをゴッチャにしたイベントも開催されるほど。それゆえINKTの海外初進出には絶好の場所だったのでしょう。そのブラジルでは少量での個人使用ならハッパ所持で逮捕されることはなく、日本よりもはるかに簡単に入手できます。田中もそこで試してしまい、ハマってしまった可能性が考えられるのです」
海外にはハッパの所持や使用が問題にならない国もある。しかし日本では未だにれっきとした犯罪であることは明らか。田中容疑者は自分だけでなく、バンド仲間や音楽業界にも迷惑をかけたことを自覚すべきではないだろうか。
(金田麻有)