制作会社スタッフも証言する。
「加藤がフリーになる際に亀山社長がゴリ押しで起用させたのが、スポーツ番組『スポーツLIFE HERO’S』のMCでした。ところが新体制の発足に伴い、“亀山色”を払拭するため、早ければ今夏にも番組が打ち切りになる予定です」
まさに亀山社長のバックアップも望めないだけに、次なる“就職先”として選んだのが日テレだったというのだ。
「日テレは最近では、『世界の果てまでイッテQ!』のイモトアヤコ(31)や『1億人の大質問!? 笑ってコラえて!』の佐藤栞里(26)など、囲い込んでタレントを育てるノウハウで視聴率も安泰です。カトパンにしてみれば、日テレの囲い込みは大歓迎。情報番組からゆくゆくは報道番組のキャスターの座を狙っているようです」(日テレ関係者)
さらに三十路になってからはフェロモンぶりもますます拍車がかかるばかり。「他局解禁」でエロスが進化したと賛辞を送るのは、女子アナウオッチャーの丸山大次郎氏だ。
「日テレの『しゃべくり007』に出演した時は、共演者に誘導されていちばん欲しい物を自問自答すると、『‥‥エッチビデオ』と照れながら発言。エッチなアドリブで現場を沸かせる技術はおみごとです。『谷原章介の25時ごはん』(TBS系)でも、カトパンが腹筋を鍛えている話題になると、いきなり立ち上がって谷原氏におなかを触らせ、興奮させていました。エロ発言とボディタッチもOKとなれば、ますます仕事は増えそうです」
カトパンが下ネタキャラを出し惜しみしないのは、フリーとしての苦悩もあったようだ。フジ関係者はこう話す。
「他局での出演は新鮮味があるから数字を取れている部分もあります。フジでは低視聴率で打ち切られたレギュラー番組もあれば、フリー後、初著書となったさわやか路線のフォトエッセイ『あさえがお』(小学館刊)も期待していたほど売れませんでした。局アナ時代と同じことをしていれば、人気低迷に拍車がかかることに気づき、『下ネタ』を解禁したようです」
4月12日放送の「ホンマでっか!?TV」(フジ系)では、
「加藤さんはEカップですか?」
という共演者から直球の質問に対して、
「‥‥はい」
と顔を赤らめて認めるまでに。かつてのかまととキャラからは一皮剥けたようなのだ。