背負っているリュックは品切れとなり、昼食メニューには注文が殺到。いまや、やることなすことすべてに注目が集まるほどの人気者となったのが、将棋界の連勝記録を更新中のプロ棋士・藤井聡太四段だ。
その藤井四段にテレビや雑誌の取材が殺到する中、「文春砲」で知られる週刊文春も参戦。6月29日発売号でさっそく藤井四段を取り上げているが、通勤電車内に掲示される車内吊り広告を見たファンから驚きの声があがっているというのだ。
「その吊り広告では高年齢層向けの記事なのか、左側に『保存版「尿の悩み」完全ガイド』というタイトルが大きく書いてありました。その“保存版”という文字が、藤井四段の顔写真に覆いかぶさっているんですよ! これには『14歳の藤井四段が尿漏れ!?』と驚き、連日にわたる長時間の対局が肉体的に大きな負担になっているのかと心配になってしまいました」(出版関係者)
しかしあらためてこの吊り広告を見てみると、中央部分に「藤井四段『ここが凄い』」との記事見出しがあることにも気づく。ところがその見出しと藤井四段の顔写真との間には、別の記事に登場する市川海老蔵の顔写真が挟まっている。そのため藤井四段の顔写真がなぜか、尿漏れ記事の横に添えられてしまったのだ。
「多くの情報を詰め込む車内吊り広告はデザインが難しく、顔写真と記事の位置関係が不自然になってしまうことは珍しくありません。とはいえ今回のデザインは“失敗”と言わざるを得ないでしょうね。週刊文春の記者は藤井四段や日本将棋連盟に一言、詫びを入れたほうがいいかもしれません」(前出・出版関係者)
大活躍の藤井四段には、この一件が現実になってしまわないよう、対局中のトイレ休憩をまめにとっていただきたいものである。
(金田麻有)