マラソンをめぐって何かと物議を醸した今年の「24時間テレビ」(日本テレビ系)だが、その陰でヒロミのリフォーム企画が大きな批判を浴びている。
ヒロミは千葉県を走る銚子電鉄の本銚子駅をリフォーム。同駅前には小学校があり、通学で利用する小学生が多いことから、小学生が安心して利用できるようにと改装することになった。
「ボロボロだった本銚子駅の駅舎をきれいに改装しました。その技術は大したものですが、本銚子駅のイメージを壊すとして鉄道ファンから大ブーイングが上がっているんです。本銚子駅の駅舎は確かに古くてボロボロでしたが、ノスタルジックな味のある建物でした。それが外観はレンガ調、中にはステンドグラスが設置され、本来の味わいはまったくなくなってしまった。元のテイストを残しながら新しくしてほしかったというのが、ファンの偽らざる気持ちのようです」(テレビ誌記者)
銚子電鉄は個性的な駅が多く、それが路線の魅力のひとつだとされている。終着駅の外川駅は連続ドラマ「澪つくし」(NHK)のロケ地で、古い駅舎が残され当時の雰囲気を今に伝えている。犬吠駅はポルトガルの宮殿風で関東の駅百選に選ばれている。本銚子駅もそんな「訪れたい駅」のひとつだったが、ヒロミのリフォームによって台無しになってしまった。
「利用者のことを考えて新しくするのはいいと思います。ですが古いテイストを残してほしかった。ヒロミさんのリフォームはそれがまったく考えられていない。『センスがない。自分の技術を見せびらかしたかっただけ』という声も出ていますがそれも当然でしょう」(鉄道ライター)
妻の松本伊代は線路内に立ち入ったことで書類送検されたことも。夫婦そろって鉄道との相性はあまりよろしくないようだ。