「斉藤さんの女優生命が完全に絶たれましたね」と語るのはある放送関係者だ。
「スキャンダルを起こしたことで番組側から『降りてくれ』と言われることは往々にしてありますが、みずから降板を申し入れたのは異例です。おそらくこのまま芸能人としてもフェードアウトしていくのでは…」
放送関係者がこう語る斉藤さんとは、もちろん50代医師との不貞騒動を起こした斉藤由貴。来年から始まるNHK大河ドラマ「西郷どん」出演をみずから辞退したことが9月21日、NHKから発表された。
「斉藤が演じる予定だった幾島という役は、北川景子扮する篤姫の女中頭、つまり教育係。さらに西郷隆盛(鈴木亮平)とも密に取り合うという重要な役どころでした。NHKは現在各プロダクションに連絡して代役のキャスティングに追われていますが、話を持ってこられたプロダクションサイドも、斉藤が降りた役に対して、積極的に手を挙げづらいのではないでしょうか」(前出・関係者)
斉藤はまた、9月28日になってレギュラーだった「高校講座 物理基礎」(NHK・Eテレ)の出演も辞退。収録済みの11月22日放送回を最後にNHKから姿を消すようだ。
こんな斉藤だけでなく、このところNHKのドラマに出演、あるいは放映する直前に下半身がらみのスキャンダルを起こす役者がここ1年ほどの間に続出している。
「高畑裕太は去年の大河ドラマ『真田丸』に出る予定だった。もっとも真田信繁(幸村)の母親・薫役で出ていた母・高畑淳子の引きなんじゃないか、という噂もありましたけどね。それがホテル従業員の女性に性的暴行をしたとして逮捕され、取りやめになりました。最近は遺品整理業のアルバイトをしていると報じられていましたが」(芸能ライター)
さらにもう1人、NHKドラマが放送中止になったのが、小出恵介だ。
「彼は未成年との淫行・飲酒によって、すでに撮り終えて6月に放送を控えていた主演ドラマ『神様からひと言~なにわお客様相談室物語』が放送中止になりました。現在、彼の所属事務所であるアミューズとNHKとの間で損害賠償交渉が進んでいるそうです」(前出・放送関係者)
3人はいずれも抑えきれない下半身の欲望に負けてしまった面々。普段は守ってくれている事務所や起用してくれるテレビ局への影響を忘れさせてしまうほど、あらぬ道に陥ってしまうのは快感だったということかもしれない。
(魚住新司)