あの時のあの名言が思い出されて、しみじみする?
乃木坂46の人気メンバー齋藤飛鳥が出演するチョコバー「スニッカーズ」の新CMシリーズが10月2日からオンエアされた。かつて同CMシリーズには、女王キャラが定着した沢尻エリカが出演。「君を取り戻せ」のキャッチコピーそのままに出演者が空腹になると不機嫌な沢尻に変身、スニッカーズを食べると本来の姿に戻るという演技を見せていた。沢尻以外にこのCMシリーズに出演したのは、内田裕也、泉ピン子、ロシアの2人組アイドルのt.A.T.u.…と曲者ぞろい。そして今回、人気の乃木坂から齋藤が抜擢されたのだ。
携帯ゲームで盛り上がるオタク系の男性グループの1人が空腹で毒舌キャラの齋藤に変身する。「彼女よりゲームだよな」と言いながら、ゲームに没頭する男たちに、齋藤は「お前ら、彼女いたことねえだろ」と、残酷すぎる一言をぶちまけている。ところがこの言葉に、ネット上では、むしろご褒美と感じ、ニヤけてしまう人が続出したようだが、同時に齋藤が毒舌キャラ、と言われてもピンとこないというライトな、または新規のファンも多いようだ。が、齋藤といえば、過去のライブMCでまさかの毒舌発言を披露した過去があることで有名で、今回のCMもそのことが、加味されていることは間違いない。
「齋藤は14年に行われたアンダーメンバーによるクリスマスライブトークコーナーで、ファンに向けたキュンキュンフレーズを求められた。ところが、そこで出てきた言葉は『どうせお前らクリスマス過ごす相手いねえだろ!!』。ただ、あの可愛らしい顔から飛び出た“激辛萌えゼリフ”に会場のファンは大盛り上がりだったのを覚えてますよ。結成当初からの乃木坂メンバーで、当時は選抜メンバーとして定着していないため、その毒舌キャラも知られていませんでしたが、この一言のインパクトが非常に強く、一気に毒舌キャラのイメージが広まり、以後は、この言葉を握手会でファンに注文されるのが定番になりました。そのうち元メンバーであった橋本奈々未に『ババア』と言ったりと、毒舌キャラが強まり、気付けばセンターになってましたから、齋藤をスターダムに押し上げた一因に毒舌もあげられるでしょう」(アイドル誌ライター)
このCMにファンからは「飛鳥さんはいいキャラしてるよな」「あしゅの毒舌はやっぱ最高だな」「久しぶりにあのセリフを握手会でリクエストしようかな」といった喜びのコメントが溢れるなどCMの反響も悪くないようだ。
最近は乃木坂の顔になりつつあるという自覚や、19歳と大人の女性へと近づいたことで齋藤の毒舌ぶりは落ち着きを見せていたが、今後は握手会でCMのフレーズを頼まれることがドカンと増えそうな予感だ。
(石田安竹)