フジテレビの番組構成に激変が生じている。
11月4日放送の「めちゃ×2イケてるッ!」では、来年3月末での終了を発表。22年の歴史に幕を下ろすこととなった。さらには、30年続いた「とんねるずのみなさんのおかげでした」も同様のタイミングで終了することが決定。 同局を支えた2大バラエティ番組の終了が、大きな話題となっているが、終了するバラエティ番組があれば、新たに始まるバラエティ番組もある。そのひとつが10月末に同局の月曜11時枠でスタートした「AI-TV」だ。
ゆりやんレトリィバァ、霜降り明星、フースーヤらがレギュラー出演する同番組について「今後のフジのバラエティを背負う若手芸人を育成する期待を背負ってスタートしたんですよ」と語るのはテレビ関係者。
深夜帯からゴールデンタイムに昇格した、かつての「めちゃイケ」や「はねるのトびら」と同じ位置づけの番組だという。11月6日で2回目の放送を終えた同番組について「“逆の意味”で『目が離せない』と言っているお笑い関係者が多いですね」と言う同氏が、その詳細をこう明かす。
「スタジオでもスタッフの笑いが起きないぐらい、レギュラー陣のトークの実力が圧倒的に足りないんです。普通は、スタッフは出演者たちを盛り上げる意味でも、笑いの沸点を低くしているものですが、それでも笑えないレベル。案の定、ネット上でも酷評の嵐で、『怖いもの見たさで見ざるを得ない』と言っている関係者もいるぐらいです」
新たに始まった「スベりすぎるお笑い番組」。当面は、ゴールデン進出は難しそうだ。
(白川健一)