11月12日放送のダウンタウン松本人志がコメンテーターを務めるバラエティ番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)にコメンテーターとして出演した社会学者古市憲寿氏。8日にベストアルバム「Finally」をリリースした安室奈美恵の引退問題について、過激な発言を繰り返し、激しいバトルの末、ネットが大炎上となった。
「同じくコメンテーターとして出演していた安室ファンの佐藤仁美が、安室への熱い思いを口にすると、『みんなほめ過ぎ』と前置きして、ベスト盤では昔の曲を全部歌い直しているが、『歌い直した曲、正直、昔のほうがいいと思う曲もある』と主張。さらに、『ずっと人気がある』と主張する佐藤に対して、『最近のシングルはオリコンで6位』とコメント。これを聞いた佐藤は、『人が好きだっていうと、すぐ上から来るんだよ。お前、受け入れる器、ゼロだな』とマジギレしていました」(番組関係者)
さらに話題が今年の紅白に及ぶと「どっちでもいい」と答え、佐藤は「てめぇこの野郎!」と吐き捨てた。さすがに松本人志も「その答えはない」と苦言を呈していました。
ネットでは「心無い発言しやがって」「最低!」といった批判的の声が上がる一方、「佐藤より古市氏の方が的確だと聞いていて思った」との「古市支持派」の意見も見られたが、実は古市氏は、9日に放送された「とくダネ!」(フジテレビ系)でも、経営破綻した格安航空会社「てるみくらぶ」に就職が内定した学生に対し「もともと(学生に)見る目がなかった」と発言。これに梅津弥英子アナが「今、ちょっと怒りが湧いてきました」と、これまでコメントが少なかった入社1年目の海老原優香アナも「(学生たちは)内定を獲るために死に物狂いでやっている」と反論。集中砲火を浴びる古市氏に「古市氏名指しで、ネット炎上してください」と、キャスターを務める小倉智昭がコメントして、スタジオトークを締めたものだった。
「MCの小倉にとって、こんなにおいしい展開はありません。まさにこれが、“テレビとSNSを融合”させ、ヒット番組を作る理想のカタチではないでしょうか。去年の『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)あたりから、ドラマではすでに、この手法を使って視聴率をアップさせてきました。そう言った意味で古市氏は、これからのテレビ界で一番求められているコメンテーター像なのかもしれませんね」(放送作家)
松本人志に「灯油かぶってライター持ってるで!!」と言わしめた古市氏。空気を読まない「炎上コメンテイター」は、これからますます引っ張りだこになるかもしれない!?
(窪田史郎)