どうなる、坂道ブランド!?
乃木坂46、欅坂46に続く第3の坂道グループとして、お笑い芸人が多数在籍する吉本興業のタレントで「吉本坂46」を結成することが2月21日に発表され、波紋を呼んでいる。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属タレントであれば男女不問で誰でも応募できるということだが、「コント感」や「ゆるいバラエティ感」はいっさい不要で、秋元康氏が本気でプロデュースするという触れ込みもあるため、どういう方向にグループが進んでいくのかは未知数だ。2018年中の活動開始を目指すということだが、あまりに異色なグループとなりそうなために坂道グループファンの反応を見ると、どちらかといえば心配の声が目立っている。
「現在は人気絶頂の坂道グループですが、今回は前代未聞の試みということで展開次第では、坂道グループのブランド価値が揺らぐことさえ想定できます。そのせいかすでにオーディションに参加することを決意している次長課長・河本準一がツイッターで『吉本坂46…下り坂にはならない。もう、あとは登るだけ。あの時信じたら良かったと後悔しないように! さぁ!行きましょう!』とやる気満々のツイートを見せるも、批判コメントが殺到し、出鼻をくじかれる結果となった」(アイドル誌ライター)
しかし、吉本坂発足が坂道グループにもたらすメリットもあることは確かだ。
「乃木坂でよく言われていたのは清楚イメージが強いぶん、AKBグループよりもバラエティ番組での自己主張が弱く、存在感が感じられないという悩みはありました。現在はテレビ出演も増え始め、徐々に解消されてはいるものの、吉本坂との番組やイベントでコラボする機会があれば、グループ全体のバラエティ力は向上することでしょう。また、欅坂ではお笑い芸人が好きなメンバーである小池美波が2月18日放送の欅坂の冠番組『欅って、書けない?』(テレビ東京系)で、人気若手コンビ『東京ホテイソン』と、コラボして漫才を披露していました。小池のネタ披露後にMCの土田晃之は『これ、シリーズできますね。小池の芸人ネタシリーズ。年末のM-1に向けて』と話していましたが、吉本坂発足が決定したことで、小池が吉本坂のメンバーとM-1に出演、なんてこともあり得る展開になってきましたね」(前出・アイドル誌ライター)
はたしてこの吉本坂発足で、坂道グループの未来がどうなっていくのか注目したい。
(石田安竹)