乃木坂46、欅坂46では“あの制度”はない!?
AKB48グループならびに乃木坂ら坂道シリーズの総合プロデューサー・秋元康氏のある発言がファンの間で大きな話題になっている。
それは欅坂46が表紙を担当した9月3日発売の芸能情報誌「日経エンタテインメント!」に掲載されている秋元氏へのインタビュー記事だ。秋元氏は欅坂の今後の方向性について語り、このような発言をしている。
「坂道シリーズでは、AKB48グループのように姉妹グループでのグループをまたいだ選抜や兼任のようなことはする気はないです」
今やAKB48のシングル選抜メンバーにHKT48の指原莉乃やNMB48の山本彩など、姉妹グループのエース級メンバーが加わるというのは当たり前のパターンになったが、乃木坂や欅坂では同じことをするつもりはないという。
「秋元氏は『AKB48には時々サプライズと称していろんな試練を用意しましたが、乃木坂46や欅坂46の場合は試練というよりも彼女たちが自分でやりたいと思う方向の中に未来があるんじゃないかと思う』とその理由を説明。このグループ間を越えた選抜や兼任については、実は以前から乃木坂と欅坂双方のファンの間で心配されていた案件。欅坂結成時には乃木坂の最新シングル『裸足でSummer』でセンターを務めた齋藤飛鳥ら、乃木坂の年少組メンバーが兼任もしくは移籍するのではと、一部メディアで報じられ、ファンをザワつかせたこともありました」(アイドル誌記者)
この秋元氏の発言はファンにとっては朗報だったようで、「どちらのグループも兼任させなくても今が最強」「断言したのはけっこう大きな情報だな」と、ホッと胸を撫で下ろしているようだ。
「乃木坂、欅坂ともに新メンバーが加わったばかりですし、無理な兼任やグループ間を越えた選抜は、そうした新戦力の活躍の場をも減らすことになります。とくに乃木坂はただでさえ層が厚いと言われ、握手券を完売させても選抜に入れないようなメンバーもいるほど選抜の布陣は盤石ですから、これ以上競争率を高めるのは逆効果。もしも兼任などがあったら、メンバーのモチベーション低下にも繋がってしまったことでしょう」(前出・アイドル誌記者)
今度は秋元氏の期待するように、乃木坂、欅坂のメンバーが自分たちだけの地力でどこまで成長していくのかを見せる番だ。
(石田安竹)