平昌五輪フィギュアスケート男子シングルで金メダルを獲得した羽生結弦選手。ケガが治りきらない中での壮絶かつみごとな演技に、世界中が感動に包まれた。
そんな素晴らしい演技に対する安藤美姫の解説が、一部ファンから怒りを買ったという。
「あるネットのスポーツニュースで、安藤が男子のシングルの結果について解説をしているんです。安藤といえば、みずから『解説がヘタだからオファーが来ない』と自嘲するほど不得手なんですが、羽生選手に対しての解説でもファンを怒らせてしまいました。安藤は羽生選手の解説の最後に、『強いて課題を挙げるとすれば、最後に体力が切れてしまったことでしょうか』と言ってのけたんです。『強いて』と前置きしてはいるものの、ファンにとっては、あの、ケガの治りきっていない状態で滑った羽生選手の演技に次なる課題があるわけない、という思いを持たれてしまったんですね。すべてを滑り切れただけでも奇跡的にすごいことだということが安藤にはわからないのだ、というわけです。また、『五輪ということもあり、見えないところでプレッシャーにさらされていた部分もあったと思います』というコメントについてもファンにとっては、羽生選手の重圧は五輪のプレッシャーではなく、最後までジャンプも成功させたい、できる限り完璧な演技を全うしたいという自分自身との戦いのプレッシャーであって、五輪がどうこうというレベルを超越していたはずだという意見もみられました」(スポーツライター)
安藤に対する苦言は、宇野昌磨選手の演技に対する解説にまで及んでいるという。羽生ファン、宇野ファンの熱い思いを感じるが、それと同時に“熱烈な”アンチ安藤が相当数いることも、改めてうかがえるブーイングだったといえよう。
(芝公子)