6月9日、「モーニング娘。」の元メンバー・加護亜依(27)の夫・加護陽彦容疑者(47)が、妻に殴る蹴るの暴行を加えたとして、傷害容疑で逮捕された。繰り返されたDV被害の果てに、元アイドルの行く末は──。
逮捕容疑は、5月12日の早朝に東京・六本木の自宅マンションで、夫が加護に暴行を加え、手や足に全治10日間のケガを負わせた疑いだ。
そもそも夫は11年9月に恐喝未遂事件で、昨年10月には出資法違反の容疑で過去に2度の逮捕歴がある。いずれも不起訴処分とはなっているが、事件の背景では暴力団関係者との近しい関係も浮上した。そのつど、加護は娘を連れて夫のもとから飛び出すものと思われていたが、なぜか離れては復縁を繰り返してきたという。
事情を知る芸能関係者が口を開く。
「夫が加護にDVを振るっていたのも逮捕された案件だけではありません。夫が加護姓を名乗っていたのは、過去のトラブルを照会されないためとも言われ、妻の名前を商売に結び付けようともしていた。実は昨年の事件が原因で飲食事業などがうまく回らなくなった夫のもとに、加護の過激なDVD撮影というオファーが舞い込んだんです。ギャラは1億円近かったと言われ、夫は加護を説得にかかったといいます」
それでも加護は首を縦に振らなかった。そればかりか、「そんなの無理」と、そっけない態度で断ったため、夫がブチキレて口論になったというのだ。
「そのため、夫がボコボコに加護を殴打したというんです。彼女は顔を腫れ上がらせて、とても人前に出られる顔ではなくなったため、その時はマンションに引きこもるようになったと聞いている」(前出・芸能関係者)
そうした状況に嫌気が差した加護は、4月3日に自身のブログを更新し、〈私、加護亜依は、夫と別居し離婚に向けて協議中である事をご報告させて頂きます〉と、つづった。
ところが、程なくその文面が削除されたばかりか、加護は夫の住むマンションに戻り、近所でも親子3人で仲よく出歩く姿までが目撃されていたという。
「夫は知人に『離婚なんてしないっすよ。あいつ、金ないから戻ってきてますよ』と説明していました」(飲食店関係者)
結局、生活費に困ってはDV夫に頼らざるをえなかったようだ。
「それに、彼女の情緒不安定さも顕著だったようで、暴力を振るわれるとわかっていてもヨリを戻してしまう。過去に2度の喫煙騒動で芸能活動停止となったあとに本人と会ったことがありますが、スキャンダルの余波か、髪の毛が薄くなっていたように見えました。突飛な行動に走ってしまう一方で、非常にナイーブな性格なのだと思った。聞けば、彼女はモー娘時代に5000万円ほどの貯金ができたのに、自分で通帳を調べたら500円しか残っていなかったこともあったとか。身内が使ってしまったようです。お金には苦労し続けてきましたね」(芸能プロ関係者)
夫のマンションに戻ったあとも、近所には2人が言い争う声が聞こえてきたという。さすがに暴力に耐えかねて警察に通報した今回、夫とは決別するはずだ。
その場合、稼ぎを確保しなければならない。加護は先のブログで〈1人の母として、芸能活動を再開して、少しでも恩返しができたら〉と書いてもいたが‥‥。
「正直、これだけ醜聞にまみれてしまった彼女が芸能界で再びポジションを築くのは難しい。そっち系の業界からオファーもあるようですが、子供もいるため、それだけはかたくなに拒否しています。とはいえ、復活にはカラダを張るしかない。過去に香港映画(10年公開「ホーンティング・ラヴァー」DVDのメイキング映像)でバストトップを披露したこともあるだけに、映画であれば窮地脱却を理由に決断するでしょうね」(芸能記者)
まさに“身ひとつ”で出直しとなるか──。