離婚成立から1年──。長男の親権を得た作家の辻仁成(55)が子煩悩キャラで男をアゲた一方、新たな恋人と逢瀬を重ねた中山美穂(45)はイメージダウン。芸能界で崖っぷちに立たされている。
「何でミポリンが?」
都内のカラオケバーで中山が目撃されたのは5月下旬。居合わせた常連客の視線が集中するのも無理はない。テーブル席に着く中山に同伴者はなく、寂しくカクテルグラスを傾けていた。目撃者が語る。
「時折ため息をつきながら考え事をしているようでした。そのうち酔いが回ったのか、グッタリとうなだれてしまった」
心配した店員が声をかけたが、
「いいの‥‥」
こう言って、さらにドリンクをオーダーしたという。
「そのうち、しくしくと泣き始めたんです。それ以降はさすがに店員さんも声をかけにくそうにしていました。そこはお笑い芸人もよく訪れる芸能人御用達の人気店。いつもなら、陽気にカラオケで盛り上がるのに、その夜は、他の客もちょっと歌いづらい状況でしたね」(前出・目撃者)
涙の理由は、女優業の低迷だろうか。芸能プロ関係者が中山の苦境を語る。
「干されてもしかたない状況。というのも、昨年7月に辻と離婚したあとも、生活の拠点はいまだパリ。“出稼ぎ女優”に連ドラの仕事は入れにくく、私生活を優先させたい本人の意向もあって、映画の長期ロケもNGだそうです」
仕事激減の原因は、生活スタイルだけにあるのではない。離婚直後に発覚した、音楽家・渋谷慶一郎氏(42)との交際が大きな痛手になっている。
「離婚前から関係があったというし、“不貞行為があったのでは?”といったイメージは拭えません。実際、CMの仕事もいくつか流れたようです。しかし、所属事務所が何度説得しても別れる様子はなく、『もう勝手にしろ』とマネージメントを半ば放棄した状態です」(前出・芸能プロ関係者)
今年で歌手デビュー30周年を迎えた中山。7月22日には41枚組の記念CDボックスが発売される。
「これが最後の売り時とばかりに、中山のこれまでの功績を全て“換金”しようという思惑が感じられます」(前出・芸能プロ関係者)
それでも別れない中山。渋谷氏にはこんなセリフで口説き落とされたという。
「キミのために曲を作る」
芸能記者が解説する。
「前夫の辻がそうだったように、芸術とかインテリに弱いのは昔から変わりません。周囲の声がまったく聞こえない現状は“洗脳”されていると言ってもいい」
そんな渋谷氏の「暴力素顔」を報じたのは今年1月の「週刊文春」だった。昨年暮れ、泥酔した中山の腹部を路上で思い切り蹴り上げたというのだ。
「大の酒好きで、酔いが回ると体育会キャラに変身。気に入った人間には親しみを込めて、男女かまわず肩にグーパンチを入れてくることもあるそうです。中山が心配でなりません」(前出・芸能記者)
DV疑惑が浮上したとなれば、あの夜、中山が見せたのは「別れの涙」だったのかも。冒頭のカラオケバーの関係者が「一人泣き」直前の様子を明かす。
「渋谷さんかどうかはわかりませんが、当日は男性と一緒にお見えになりました。しかし、途中でその男性が退店。飲み足りなかったのか、中山さんは1人でお店に残ったようです。泣いた理由? バラードを聞いて込み上げるものがあったのでは‥‥」
ただ泣きたくなるの──。たまにはそんな夜もありますよね。