朝ドラ「あまちゃん」の大ヒットで国民的女優へと駆け上がった能年玲奈(22)。2年余りが過ぎた今、テレビ出演は皆無、持て余した時間をブログに費やすニート状態だという。
ドラマ終了後には「あまロス」なる社会現象を引き起こしたほどの大フィーバーがまるでウソのよう。「あまちゃん」後の能年は、CM出演こそとぎれないものの、2本の映画に、単発ドラマは1本だけ出演という、お寒い時間を過ごした。
「次の仕事をえり好みしているため、出演できないなどと噂されていたが、実際には所属事務所とトラブルを抱えていた。『給料を5万円しかもらっていない』と主張する能年サイドに対し、『態度が悪い、もっと支払っている』と事務所側は猛反発。騒動は事務所からの独立を巡り泥沼化した」(芸能プロ関係者)
その後、能年が心酔する「生ゴミ先生」なる女性振り付け師の存在が発覚する。その指示に従い、能年が所属事務所に無断で個人事務所を立ち上げたことは報じたとおりだ。
この“洗脳騒動”から5カ月、現在テレビで能年が見られるのは、かんぽ生命保険のCMのみというありさまだ。
能年の近況を芸能評論家の織田祐二氏が説明する。
「テレビへの登場が減った代わりにオフィシャルブログは、去年の暮れから、月に2桁更新。その頻度は以前よりも倍増しています。いろんなポーズをとって撮影しているところは、女優としての気概を感じられるのですが、『映画に出たい』とか七夕の短冊に『一生演技ができますように』と願い事を書くなど、かなり焦っている様子がうかがえます」
ブログに掲載された写真の中には「色っぽさ」を感じさせるものも多く見受けられる。
6月9日には、屋根裏に上ったところを下から逆さ撮りされ、あわやスカートの中が見えそうな写真も披露。剥き出しになった生脚を見るかぎり、オンナとしての成長が見てとれるが‥‥。
8月3日には、映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のヒロインのコスチューム姿を披露。胸のフォルムがクッキリ浮かんだ黒いタンクトップ姿が、ネットニュースで久々に話題となった。
しかし、肝心の本業は干物状態だ。
8月29日には唯一のレギュラー番組だったFMラジオのパーソナリティが9月で終了することが報告され、もはや「オラ、万事休すでがす」と泣きが入りそうなほど。
「能年が個人事務所を設立したのと同時期に『あまちゃん』で母親役を務めた小泉今日子(49)が個人事務所を設立しました。一時はドラマ同様に、キョンキョンが能年をプロデュースするのではと噂された。とはいえ、30年事務所に奉公し独立した小泉と、売れたとたんに独立へ動くという掟破りをした能年。業界での立場はまさに雲泥です」(芸能レポーター)
キョンキョンをもってしても、能年を奈落の底から引き上げるのは不可能か。テレビ局ドラマ制作スタッフがこっそり耳打ちする。
「すでにテレビ局ドラマ部では、来年1月ドラマの出演者の検討に入っているところです。ところが、引っ張りダコの広瀬すずの名前はあっても、能年の名前は端役どころか準備台本にも入っていないんです」
その広瀬は、本来、能年のために用意されたドラマ「学校のカイダン」(日本テレビ系)、映画「ちはやふる」(来春公開)で“代役”を務め知名度を上げている‥‥。
「能年の事務所との契約は来年6月まで。たとえ契約満了となっても、独立した能年に連ドラ出演などを発注する局はありません。芸能活動を再開するには、元の事務所に戻って、関係を修復するしか手はない」(前出・芸能レポーター)
現在NHK-BSで再放送中の「あまちゃん」も10月3日で放送が終了する。伝説だけを残してこのまま消えるのか──。