10月18日からドラマ「下町ロケット」(TBS系)がスタートする。「半沢直樹」など数々のヒット作を手掛けてきた池井戸潤の小説を映像化したものだ。
「TBSの日曜21時ドラマといえば、かつて『半沢直樹』を大ヒットさせた枠ですが、続編は堺雅人に出演を断られたため、立ち消えとなっています。そんな同枠は昨今、佐藤健主演『天皇の料理番』は最終回で17.7%という高視聴率を記録しましたが、続く唐沢寿明主演『ナポレオンの村』では最終回6.9%を記録するなど、悲惨な状態にある。TBSとしてはなんとか池井戸潤原作の『下町ロケット』で、再び高視聴率を狙いたいところでしょう」(テレビ誌記者)
「下町ロケット」では主演を阿部寛が務め、脇には倍賞美津子、真矢ミキなど実力派俳優が顔を揃える。しかしそんな中で、ある重要人物のキャスティングに、原作ファンからは疑問の声があがっているという。
「物語のキーマンとなる神谷弁護士を務めるのが、ホンジャマカの恵俊彰なのです。恵のキャスティング理由は、TBSの昼の情報番組で長年司会を務めていることで同局とのコネもありますし、ドラマが始まれば帯番組で宣伝することができるからでしょう。しかし神谷弁護士は原作では女性人気が非常に高いキャラだったため、早くも放送を楽しみにしていたファンからは『なんでよりによって恵なんだ!』『ありえない!全然イメージと違う』と批判が殺到しています。そのため、この起用が視聴率に悪い影響を及ぼす可能性も一部で指摘されているのです」(前出・テレビ誌記者)
最近はお笑い芸人よりも司会業や俳優業として活躍する恵。彼が視聴者を納得させるほどの演技ができるかどうかに、ドラマの成功はかかっているかもしれない。
(森嶋時生)