NHK紅白の司会を辞退したという報道をきっかけに、タモリに注目が集まっている。深夜枠であったにもかかわらず10%を超える放送もあった「ヨルタモリ」(フジテレビ系)を断った時期から、「動きがおかしかった」と語るのは、大手広告代理店関係者だ。
「『ブラタモリ』をはじめ、NHKとの距離は急速に縮まっていました。司会を務めるNHKスペシャル『巨大災害』シリーズは、本人も気に入っていたと聞いています。ところが、今年第2回を出演して、第3回から突如出なくなりました」
昨年の8月には、同スペシャルについて、「興味があることをやっているだけ」と意気込みを語っていたタモリ。それだけに、NHKスペシャルの司会から突如「消えた」原因がはっきりしないのだ。
NHKとしてはタモリとの蜜月から一気に総合司会へ、という皮算用をはじいていた。実際9月くらいまで「良い感触だった」(NHK関係者)と言われている。
テレビでは明るい「タモさん」だが、実はその私生活はベールに包まれている。そんな私生活に今回の紅白辞退の原因があるというのはベテランの芸能記者だ。
「介護施設に入っていたお母さんと同居しているという情報があります。夫人がお母さんの世話をしているとか。今年で93歳というご高齢なので、今は家族のために時間を使いたいと思ったのかもしれません」
タモリといえば、恩人である故・赤塚不二夫氏の弔辞を読み上げた後、それがアドリブであったことで世間をびっくりさせたこともある。NHKも「台本」どおりにコトを運ぶことはできなかったようだ。