大晦日に行われる「第66回NHK紅白歌合戦」の出場者が、11月26日に発表された。その中でもアニメ「ラブライブ!」に登場するキャラクターによるユニット・μ’s(ミューズ)が、初出場することが話題となっている。
「アニメ『ラブライブ!』は2013年に放送が開始され、今年は映画化もされた人気アニメ作品です。また映画は、洋画や実写邦画を抜き去り、興行収入ランキングで1位を獲得するなど大ヒット。しかし劇場を訪れた多くは特典目当てのリピーター客だったためか、一般層への知名度は現在もいまひとつです。そのため紅白の視聴者で一定の割合を占めているお年寄りが、同アニメの声優グループを目にした場合の反応に関して一部で心配の声が上がっているのです」(アニメ誌ライター)
今回、声優ユニットのμ’s(ミューズ)の出場が確定すると、ネットでは「年配者はポカーンでしょ」「紅白楽しみにしてるお年寄りが可哀想」「NHKはオタクに媚びるのか」「年配の人たちには相当辛いだろうな‥‥」といった辛辣な意見が相次いだ。
しかしこのような意見は一般層からのみと思いきや、熱狂的な「ラブライブ!」ファンである通称“ラブライバー”たちからも、声優の出演に関しては賛否両論だという。
「アニメファンは声優たちの紅白出場を喜ぶ一方で、お茶の間が凍り付くことを心配しています。特に一部のラブライバーはマナーが悪いことで知られており、今年の映画公開の際は劇場で暴れたり、奇声を発するなど迷惑行為が相次いだ。そのため紅白でも、悪質なファンが会場内やその周辺に集結し、大騒ぎとなれば、ラブライバーへ風当たりがさらに強くなることは必至。ファンたちは、『ラブライブ!』は好きな人同士で楽しむもので、それを公の場へ持っていく必要はないと考える者も多いようです」(前出・アニメ誌ライター)
世間からの印象は決して芳しくないラブライバー。紅白当日は、問題が起こらないことを祈るばかりである。