“新おバカ女王”として今年ブレイクしたタレント・藤田ニコルが24日に放送された「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。トークで数多の著名人たちを撃沈させてきた芸能界の重鎮・黒柳徹子と相対したのだが、歴史に残る名勝負を繰り広げた。
藤田といえば、タメ口が当たり前のおバカタレントだが、黒柳を前にしてもその物怖じしない発言力は健在。
「黒柳が相手でもタメ口を貫き通して、あげく『徹ぽよ』というあだ名を序盤でつけていました。次第に距離が縮まってくると『徹ぽよちゃん』と親しげに呼んでいましたし、トークでは黒柳の初キスの時期を聞き出すという快挙。21歳ぐらいと答えた黒柳に対して『じゃあ私のほうが早い! 中学1年ぐらい』と自慢げに語っていました。さらには番組終了の音楽が流れ始めると、藤田は『終わっちゃう、やだ! まだ話したい! 延期しよ、延期!』と訴えていた。難攻不落とも言われた黒柳とこれだけ渡り合えたタレントは久しぶりに見ましたよ」(テレビ誌ライター)
焦りのあまり、延長を延期と言ったのが、そもそも言葉を知らなかったのかわからないが、視聴者からは業界の大御所に対しての態度に「失礼過ぎる!」という声ももちろんあったが、むしろ少数。それ以上に珍しく藤田を称賛する声が大半を占めた。前出のテレビ誌ライターはこう続ける。
「黒柳が気分を害していたとしたら問題ですが、黒柳もかなり楽しそうにトークをしていた。孫のように可愛かったのかもしれませんが、あのはっちゃけタメ口トークに自分をハメることができる黒柳もさすが! 視聴者もまさかの大満足だったようです」
「この番組でこれだけ“個”を出せてるヤツは初めて見た」「失礼さもここまで来ると神レベル。拍手を送りたくなる」「ローラを超える天才」など、まさに“逆炎上”ともいうべき絶賛の嵐がその証拠だ。
我が道を行く藤田のスタイルが気に食わないという視聴者もかなり多いようだが、そのブレないスタイルに見方が徐々に変わりつつあるようだ。
(石田安竹)