宮城県栗原市にある櫻田山神社が実家の、お笑い芸人・狩野英孝。狩野自身のツイッターによると、元日だけでおみくじが完売したというほど県の内外を問わず人気のスポットだ。
「狩野さんの実家が神社であることはもはや有名な話。狩野さんは14年夏、髪を切って1カ月の短期集中修養をして神主資格も取得して、この正月もきちんと神主の仕事をしていましたよ」
と教えてくれるのは宮城県在住の一般人。
「売り切れたおみくじは、郷土玩具の張り子のような招き猫の中におみくじが入っているもの。見た目がかわいいので普段から人気があるみたいです。地元では『櫻田山神社』とは呼ばれず『狩野英孝の神社』と呼ばれています。今年も有名人が書いた絵馬がたくさんあって、お笑い芸人のアンジャッシュ児島さんとはんにゃは『レギュラー獲得』、柳原可奈子さんは『ショップ店員を超えるコントをつくる!』、ロッチは『良い縁に恵まれますように』、フルーツポンチは『ずっと仲良し』などとありました」
ほとんどの神社が神主だけでは生活が成り立たず、兼業しているのが昨今の神主事情だというから、芸人との兼業神主をこなす狩野は特別ではない。レギュラー番組が増えなくても新コントが浮かばなくても、神主という職業は失わないということだ。