所属事務所とドロ沼の独立騒動以来、「飼い殺し」状態の能年玲奈(22)。久しぶりにメディアの前に登場したものの「ダンマリ」で、新年早々、干からびそうになっていたではないか!
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で大ブレイクしてから、早3年。女優としてスター街道を歩むと思いきや、昨年1月に所属事務所に無断で個人事務所を立ち上げたことで冷遇が始まり、仕事はほぼゼロとなって、「ニート」の日々を送っていた。
そんな能年が約9カ月ぶりに公の場に姿を見せたのは、12月28日に行われた「日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」だった。新人賞を受賞した広瀬すず(17)のプレゼンターとして、前年受賞者・能年が記念の盾を渡す役割を任されていたのだ。
「あまちゃん」の時とショートカットの髪型は変わらないが、黒いレースの大人びた衣装で登場。広瀬に盾を渡す時に、「おめでとう」とひと言だけ声をかけて壇上をあとにした。芸能プロ関係者はこう語る。
「人目を気にしてか、授賞式が始まるギリギリの時間に現れました。進行上、プレゼンターにはコメントを求める予定でしたが、能年だけはカット。本人の意思というより、事務所から主催者側に要請があったようです」
事務所との冷戦が、いまだに続いているようだ。あるテレビ局のドラマ関係者も証言する。
「局内では、『彼女を使わないように』と指令が発動されています。起用した場合は同じ所属タレントの出演オファーに支障が出ると釘を刺されていて‥‥」
現在、能年の所属する事務所には、人気女優の新垣結衣(27)やNHK連続テレビ小説「まれ」で知名度を上げた清水富美加(21)などが在籍。業界大手だけにテレビ局も、よけいな波風は立てたくないようだ。
「昨年11月に小泉今日子(49)や渡辺えり(61)、宮藤官九郎(45)ら『あまちゃん』メンバーが集まって飲み会が行われました。この場に顔を出した能年の置かれた状況は、もちろん周知の事実なので、見かねた誰かが手を差し伸べる可能性はあったのですが‥‥。結局、それから約2カ月たっても何も変わっていません」(スポーツ紙記者)
現在、能年の活動を知ることができるのはコツコツ更新しているオフィシャルブログのみ。1月1日に更新された記事には着物を着た能年の写真がアップされていたが、新年の抱負はひと言も語られていなかった。
「所属事務所との契約は6月までですが、フリーになっても、ドラマ出演をオファーする局はないでしょう。能年も芸能界復帰を諦めているのか、洋服を作る技術を生かして、『デザインの世界に進もうかな』と漏らしているそうです」(前出・スポーツ紙記者)
独立騒動は未解決のまま、契約満了を迎えてしまうのか。