一昨年12月に俳優の永井大(37)と結婚した女優の中越典子(36)。03年放送のNHK朝ドラ「こころ」のヒロイン役でブレイクした中越だが、夫が起こした金銭トラブルで、“こころ”が乱れているという。
夫・永井の「借金騒動」が明るみに出たのは入籍から約1年後の昨年12月。「週刊文春」(12月24日号)が「新妻・中越典子も知らない借金トラブル」と題して永井のスキャンダルを報じたのだ。記事によれば、永井が建築会社社長にビルの購入話を持ちかけ、その社長は14年5月に売買契約を結ぶ。細かい経緯は省くが、想定外の改修費用がかさんだことで、永井みずから金策に走ることになる。
「弘道会の関係者から借りることになった」
こう知人に話したあと、現金1500万円を前出の会社社長に手渡したという。弘道会とは名古屋に本部を置く、六代目山口組の中枢団体だ。
「永井が暴力団関係者から金を融通してもらったのが事実なら芸能界を追放されてもおかしくない。また記事では、ビルの売買価格を実際より高く偽って、差額を懐に入れていた“ピンハネ疑惑”も浮上。金に汚いイメージがすっかり定着してしまいました」(芸能記者)
ヤバい筋からの借金を完済するため、さらに借金を重ねたという永井。この騒動にぶんむくれたのが新妻の中越だ。芸能関係者が語る。
「永井は常に“ひと山”を当てたがる山師タイプ。実は同様の儲け話に何度もだまされていて、貯金はほとんどないそうです。中越は結婚して一緒に暮らすまで、そんな永井の金銭事情を全然知らなかったそうです」
当然、借金についても寝耳に水だった。
「夫は『責任は俺が取る』と言ってくれているけど、私にも返済の責任が出てくるのかしら」
トラブル発覚後、中越は親しい友人に、こう不安を漏らしたうえで、
「夫婦だから、できる援助はしたい」
と、2人で試練を乗り越える覚悟を見せたという。だが、中越にはそう簡単に別れられない事情があった。
「昨年8月、300人以上を招待して盛大に行われた披露宴には、永井の所属事務所の先輩である渡辺謙をはじめ、高橋克典ら芸能界の大物が出席。中でも渡辺は、永井の女グセの悪さを心配して、なかなか結婚に踏み切れなかった中越を説得した仲人とも言える存在。渡辺の顔を潰すわけにはいきませんからね」(前出・芸能記者)
だが、中越が夫に関して知らなかったのは借金だけではなかった。
「今回のビル売買のトラブルに一枚かんでいたのが、元政治家のO氏で、新宿二丁目に何十年と通い続ける有名人。一方の永井にも、かつてブレイク前に、男が一夜を売るような過激なバーで働いていた噂があったため、“疑惑”が再燃。文春の記事は、永井の怪しい二丁目人脈をも浮き彫りにしたのです」(前出・芸能関係者)
“二丁目勤務”の過去がバレて、誰より驚いたのが中越だ。永井をよく知る共通の知人男性に、
「何で教えてくれなかったの!」
と、激しく詰め寄ったという。もっとも、その知人も永井の裏バイトについては知らなかったようだ。
「中越としては結婚前に5年以上の交際期間があったことで、夫のことは全て知っているという自負があった。ところが、いざ結婚すると、知らなかった新事実がボロボロ出てきて、かなりショックを受けているようです」(前出・芸能関係者)
かねてから周囲に「子供は3人欲しい」と語っていた中越。披露宴を催した昨年8月以降、子作りのために仕事をセーブする予定だったが‥‥。
「端役でもいいからとにかく仕事が欲しいと、ドラマ関係者に頭を下げているようです。借金報道のあと、仕事がない夫を金銭面で支えようとしているのかもしれません」(前出・芸能記者)
夫の永井にさらなるトラブルが発覚しないことを祈るばかりだ。