2月6日に放送されたテレビドラマ「逃げる女」(NHK)第5話の視聴率が2.5%だったことがわかった。同ドラマは初回から視聴率が低迷している。
「昼ドラ以来の主演となる水野美紀と、髪を銀色に染めてエキセントリックな役に挑戦した仲里依紗による逃避行サスペンスドラマです。そして脚本は80年代『金曜日の妻たちへ』や『男女7人夏物語』など大ヒットを記録した鎌田敏夫が務めるということで、ドラマファンからは注目が集まっていました。しかし土曜22時という時間帯にも関わらず、視聴率は1月の開始以降、すべて2%台。今期のゴールデンタイムドラマの中で、もっとも低い数字です」(テレビ誌記者)
今回主演を務めている水野は2005年、芸能界で非常に強い力を持つと言われる大手事務所から独立し、仕事が激減。一時は干され女優とまで呼ばれるようになっていた。
「逃げる女」は、そんな地獄を見た水野が、やっと掴み取った主演作だった。
「水野は干され期間、バラエティや映画で汚れ役にも果敢に挑み、女優として必至に踏みとどまってきました。そして近年、芸能界の大物や関係者に詫びを入れ、やっと掴んだのが今回の主演ドラマ。しかし結果は、低視聴率が話題の綾瀬はるか主演のドラマより、さらに低い数字です。そのためこのまま終了すれば、本格復帰した水野の勢いにブレーキがかかってしまう可能性があります」(前出・テレビ誌記者)
ドラマは低視聴率とはいえ、「まるで映画のようなクオリティ」と各所から絶賛されている「逃げる女」。今後、ギャラクシー賞(放送批評懇談会)を受賞するなどして、水野が報われる日が来ればいいのだが。
(森嶋時生)