地球5周分ものガソリン代を党支部の経費にしたと報じられ、釈明に追われた民進党の山尾志桜里政調会長が、別のアイテムにも異常な金額を出費していたことが発覚した。党支部の収支報告書を見たネット民が高額なコーヒー代に気づき、ネット掲示板を中心に話題になっているのである。
この収支報告書によると、平成24年11月~12月の2カ月間で18万8609円ものコーヒー代を計上。オフィス用コーヒーの単価は一杯15~40円と言われているので、少なくても4700杯、多ければ1万2500杯ものコーヒーを飲んだ計算だ。一体これはどうしたことか、週刊誌の記者はこう語る。
「支出先は業務用飲料の会社なので、実際に数千杯ものコーヒーを消費したと考えていいでしょう。注目はこの支出が2カ月間に集中していること。この時期は山尾氏が当選した第47回衆議院選挙(12月14日投票)に重なっており、選挙事務所でコーヒーを大量に消費したと推測できます。しかし、運動員など関係者だけでこれほどのコーヒーを飲めるものなのか、疑問に感じますね」
ここで問題となるのが公職選挙法の規定だ。第139条では「選挙運動に関しては、どのような名目であっても、飲食物を提供することができない」と定められている。現状ではコーヒーの提供は不可とされており、もし有権者にコーヒーを振る舞っていたのであれば、選挙違反に該当する可能性もあるのだ。
そんな疑惑をもとに、ネットでは「コーヒー飲んだの私だ」というフレーズすら流行り出す始末。山尾議員サイドはすぐにでも、ネット発の疑問に対応したほうがよさそうだ。
(金田麻有)