「地球5周分」にもなるガソリン代を党支部の経費にしたとして釈明に追われた民進党の山尾志桜里衆院議員。政治とカネの問題における主役は今や舛添要一都知事に移ってしまったが、その影でなんとスマホゲームにされていたというから驚くしかない。
問題のゲームは「地球6周分のガソリン使ったの私だ」というタイトルで、iPhoneとAndroid用ゲームとしてリリースされている。
ルールはいたって簡単。「やまおしおり」という看板が掲げられた選挙カー(見た目は戦車)を操作して、どこまで長い距離を走れるか競うというもの。ガソリンスタンドに寄れば選挙カーが増え、逆に領収書にぶつかると減る。どんどん増えていく戦車にぶつからないように走り続け、距離を伸ばすのが目的だ。
「よくあるジョークゲームですね。海外ですとオバマ大統領がエイリアンを撃ち殺すゲームや、トランプ氏が移民を防ぐために壁を作るゲームが有志によって作られることがよくあります。有名人をあてこする目的で作られるのですが、日本で作られるのは珍しい。ゲーム自体もなかなかよくできていますね。タイトルを『地球6周分』としたのはワザとでしょう」(ITジャーナリスト)
通常、この手のジョークゲームはブラウザゲームがほとんどで、スマホ用としてリリースされることは少ない。
「特にiPhoneは審査が厳しいことで知られています。正直、よく審査を通ってリリースされたなと思います」(前出・ITジャーナリスト)
開発者の苦労に報いるため、ぜひ山尾政調会長にもプレイしていただきたいものだ。