2020年東京五輪のエンブレムがA案の市松模様に決まってから約1カ月。決定までのドタバタも落ち着いてきた。ところが一部の人たちがA案の市松模様に難色を示しているという。そんなうちの1人、東京都在住の38歳女性に話を聞いた。
「A案のエンブレムを初めて見た時、どこかで見たことがあるような気がしました。もしかして以前の佐野案のように何かのパクリで、その元ネタを見たのかもしれないと思ってよく考えてみたんです。答えはすぐ出ました。私は偏頭痛持ちなのですが、頭痛が起きそうな時に目をつぶると瞳の奥の方で弾けるように見える絵にそっくりなんです。これは自分だけの症状なのかと思って検索してみたら、同じことを言っている人がたくさんいてびっくりしました」
確かに「五輪エンブレム 偏頭痛」で検索すると同様の意見がいくつも出てくる。なんでも偏頭痛の前兆である「閃輝暗点」にそっくりだというのだ。「見ているだけで吐き気がする」「頭痛になりそう」という意見も見受けられる。
「もし東京五輪開催中にあのエンブレムで東京が埋め尽くされたらと思うとゾッとします。そうなったら期間中は外に出ないかもしれません。中には『あのロゴは偏頭痛持ちを殺すためのサブリミナル兵器だ』とまでいう人もいます」(前出の女性)
五輪ともなれば世界中から多くの人が集まる。その中に偏頭痛の人がいないとは限らない。選手にいても不思議ではない。エンブレムを見て頭痛を引き起こす可能性は十分あるのだ。
「佐野案のパクリ疑惑があって、今のエンブレムは急遽作られました。模倣していないかどうかはしっかり検証されたはずですが、それ以外のことまでしっかり調べる時間はなかったのでしょう。想像すらしなかった不安材料が持ち上がってしまいましたね」(週刊誌記者)
裏金など何かと問題の多い東京五輪。無事に開催されるのを願ってやまない。