ヘルシーなルックス&スタイルでキャンギャル界を盛り上げた湶(当時は泉)尚子(40)。現在はヨガ講師をしているという彼女の、そのビューティーボディの歴史に迫った。
「キャンペーンガールって“男の人が喜ぶ艶やかな女性”というイメージだったので、世間知らずの子供だった私には、とても縁遠い存在でした」
そう思っていたキャンギャルの世界に彼女が足を踏み入れたのは、96年のことだった。
「それまで、アイドルグループ『制服向上委員会』のメンバーでした。今でこそアイドルグループって世間に受け入れられていますが、当時はグループ自体メジャーじゃないし、正直、恥ずかしい感覚もありました。その後、当時の事務所の勧めで、クラリオンガールのオーディションを受けたんです」
約5000人の参加者から、幾度もの面接を経て、人数が絞られていった。
「毎日呪文のように『絶対受かるんだ!』と自分に言い聞かせた末、めでたく選出!『ウッソ! マジで! すごい!』と驚いた一方、受かると思っていた自分もいましたね(笑)」
クラリオンガールの初仕事は、沖縄でのカレンダー&ポスター撮影。
「まんべんなくキレイな日焼け肌にするために、ホテルの屋上を貸し切って全裸で焼いていたんです(笑)」
そのかいあり、「一番好きな黒ワンピースのハイレグ水着」のほか、実にさまざまな水着がよく似合う印象的な小麦色の肌にチェンジアップ。その後、イメージキャラクターを務めた「アサヒ本生」のCMでも、その小麦肌は有利に働いたに違いない。
「ビール大好き! だからCM出演はうれしかったですね」
その、さわやかなボディと笑顔に魅了され、ついついビールに手を伸ばした男性も多かったはずだ。しかし、結婚を機に芸能活動から遠のくと、「人から見られなくなり、体に締まりがなくなって‥‥」と、ボディに変化が見られた。
「体型が気になりはじめ、ダイエットのためにホットヨガを始めました。これにハマってしまい、ヨガインストラクター養成1カ月短期講座を受講。そして講座を受けた会社のオーディションにも合格して、インストラクターになったんです。思い立ったらすぐ行動するタイプみたい(笑)」
なんと、ヨガ開始から3カ月という驚異のスピード! 現在は都内でヨガスタジオ「マドゥリ スマイル」を主宰している。
「キャンギャルとの共通点は意外とたくさんありますね。お客様との出会いやコミュニケーション、常に笑顔を絶やさないことなど。日々、受け入れ合い、人間関係を構築しています」
“夏の女”がオススメする夏ヨガ・スポットは?
「緑の中や、直射日光ではない風通しのいい場所ですね。早朝の浜辺も気持ちよさそうですね」