SMAPの解散が8月14日未明、突如発表された。
発端はジャニーズ事務所内の派閥問題から、SMAPを連れて事務所独立を画策していた女性マネージャーI女史の行動。しかし彼女の計画は、去年の12月半ばに木村拓哉が事務所に残留する意向を示したことで頓挫してしまい、結果、I女史だけが事務所を退所することとなった。
これにてSMAPの“空中分解”はかろうじて回避できたが、あの“公開処刑”とも言われた「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)での5人そろっての生謝罪から今まで、木村とそれ以外のメンバーの溝は埋まることがなかったようだ。
「特に小学生の頃からジャニーズ事務所に所属していた香取慎吾にとっては、I女史の退所はなによりも耐え難いことだったんです。生謝罪の際、木村は『前を見て、ただ前を見て』と語りましたが、もう少し横を見てもよかったのかもしれません」(エンタメ誌ライター)
そんななか、今回の解散発表に対しては、ジャニーズ事務所の後輩たちもさまざまなコメントを寄せている。TOKIO・山口達也は「TOKIOも解散の話が出たことはたくさんある」「いいか、悪いかの判断は誰もがしてはいけないと思う」「憶測だが、メンバーも発言する場がなくてモヤモヤしているかもしれない」と発言。
同じくTOKIO・国分太一は「まだ信じられないというか、本当に解散するのかなと、僕の中で半信半疑でいる」「誰もこの結果をハッピーと思っていない」「5人の生の声を聞いてみたいと思うし、どこかで何か起こるとまだ信じていたい」「中居くんのコメントの『…』に何の意味があるんだろう。『…』を入れるのは何かあるのでは?」と語っている。
また後輩以外にも、14日放送の「Mr.サンデー」(フジテレビ系)では、コメンテーターの木村太郎が「SMAPの解散はビートルズを思い出す」「ビートルズの敏腕マネージャーだったブライアン・エプスタインの死去で、ジョン・レノンとポール・マッカートニーの確執が始まった」「マネージャーというのは本当に大事」と語っていたのが印象的だ。
さらに、お笑い芸人カンニング・竹山も15日放送の「白熱ライブ ビビット」(TBS系)のなかで本音を吐露。「とりわけファンじゃなくても日本国民の心に(SMAPが)入っちゃってる」ため、「不思議というか、身内が亡くなったときの感情とすごく似てるんですよ」と話していたが、言い得て妙であった。
「いずれにしても、ファンが願うのは『このままフェードアウトしていくことだけはやめてほしい』ということ。ネット上では15日放送の『スマスマ』でのメンバー間のギスギスした雰囲気に見るに耐えないと心配する声が多いですが、確執を残したままの“遺恨解散”にならないことを願うばかりです」(前出・エンタメ誌ライター)
はたして12月に“円満解散”となるのか。メンバーの言動に注目したい。
(琴葉)