これは宮崎駿監督サイドから訴えられてもおかしくないレベル?
5月28日放送のバラエティ番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、映画監督の宮崎駿監督についての間違った情報がまとめて紹介されたと指摘され、ネット上で話題となっている。
番組では宮崎監督が現役引退を撤回した話題を取り上げた。その際に、宮崎監督は、過去にも映画を手掛けたタイミングで引退を宣言したことがあるとして、その「引退宣言集」なるフリップを出して紹介。
詳細を見ると、1986年の「天空の城ラピュタ」では「人生で最高に引退したい気分」、97年の「もののけ姫」では「100年に1度の決意。これを最後に引退」など、と書かれており、「過去11作品を監督したうち7度も引退宣言をしていた」とアナウンサーが断言。ところがこれ、過去に話題になった「ネタツイート」、つまりウケ狙いの創作ツイートを引用したものだと指摘されているのだ。そのネタツイートを投稿したユーザーが「ぼくのネタツイート(当然ながら宮崎駿が言ったセリフではない)がテレビで使われてるんですが。」と説明している。
「毎年発表されるボジョレーヌーボーのキャッチコピーを宮崎監督の引退コメントに当てはめたというネタツイートです。番組側も少し調べればわかるような気もしますが、制作サイドがネットの情報を信頼し、リサーチで手を抜いたんでしょう。司会の松本人志も宮崎監督の“引退発言集”を見て、爆笑しながらもそのデータを信頼。宮崎監督に対して『不死鳥やな』とツッコミを入れて、小馬鹿にした流れになっていましたから、宮崎監督としても気持ちがいいものではないでしょう。ネットニュースはともかくテレビでこのように紹介されてしまうと、視聴者は信じてしまいますから、もう少し事実確認をしっかりするべきでしょう」(エンタメ誌ライター)
今回の騒動についてはネット上でも「やっぱりフジテレビはやってくれるな」「ワイドナショーでもネット頼みかよ」「いくらコメンテーターが豪華でも情報が間違ってるんじゃねえ…」と、叩かれまくっている。
ネタツイートを投稿した本人もフジテレビに連絡をしているということだが、フジテレビはどのような対応をとるのか注目だ。
(田中康)