3月2日に放送された「ナカイの窓」(日本テレビ系)の「元局アナSP」に、各局の元アナウンサーが出演。元フジテレビの高橋真麻らが現役時代のエピソードを明かして爆笑を呼ぶなか、まるで空気のような存在だった元女子アナがいたと指摘するのはテレビ誌のライターだ。
「それは元TBSの渡辺真理です。彼女は『クイズダービー』や『スーパーサッカー』などを歴任し、フリー転向後も『ニュースステーション』(テレビ朝日系)などの人気番組に出演していましたが、今回の放送では発言の機会がごくわずか。そもそも番組で使えるような面白いコメントがなかったのかもしれません。業界では“おやじキラー”として知られていましたが、同番組では司会の中居正広すら自分より年下ですし、媚びる相手がいなくてやりづらかったんでしょうかね」
放送では元日本テレビの上田まりえが現役当時に被り物で有名だったことや、俳優の高橋英樹を父に持つ高橋のコネ疑惑などを紹介。林昌範投手(横浜)と結婚した元テレビ東京の亀井京子に対しては、中居が「野球選手目当てだったんでしょ?」とツッコミを入れ、同番組らしい悪ノリを見せていた。だが渡辺に関してはこれといったツッコミもなく、むしろスルーされているような空気だったのである。そんな渡辺についてテレビ誌のライターが続ける。
「クォーター風の美人なうえに人気番組も数多く担当していた渡辺は、プライドの高さで有名でした。目上の人や芸能人にはニコヤカなのに、番組スタッフなどに対しては挨拶すらしないことも。意に沿わない発言やツッコミには露骨にイヤな顔をするなど、バブル期入社ならではの使いづらさを露呈していました。それこそ自分の失敗をネタにした面白エピソードなどは絶対に出てこないタイプですし、その意味では人選ミスだったと言えそうです」
今回の放送でも他の女子アナが自虐ネタで場を盛り上げるのに対し、そんな後輩たちを上から目線で俯瞰している様子が垣間見られた。だが多くの視聴者には渡辺こそが空気のように映っていたのかもしれない。
(金田麻有)