ハーバード大学卒のインテリとして知られるアメリカ人タレントのパックンが、自らの主義主張と真逆の発言を繰り出していた? 12月21日放送の「ナカイの窓」でパックンが口にしたセリフが物議を醸しているという。アメリカ事情に詳しい芸能ライターがささやく。
「ゲスト出演者として紹介されたパックンは、得意のドヤ顔で『Hi everybody, Make America great again!』(やあみんな、アメリカを再び偉大な国に!)と発言したのです。これはドナルド・トランプ次期アメリカ大統領の決めゼリフとしておなじみですが、実はパックン、筋金入りのトランプ嫌い。それがバラエティ番組とは言え、みずからの信念を曲げてまでウケを狙う姿勢には失望しましたね」
日本とは異なり、アメリカでは芸能人がみずからの政治的姿勢を明確にするのはごく普通のこと。パックンがトランプ氏を批判するのも自由であり、最近も雑誌の取材で「トランプは1日に20時間勉強すべき」「道徳的な問題をいっぱい抱えている」と批判を繰り広げていたのである。
その立場であれば、まかり間違ってもトランプ氏の決めゼリフを得意げに口にしたりはしないはず。パックン自身はトランプ氏の公約について「選挙に勝つためのパフォーマンス」と批判していたが、今回の発言は「芸能界で生き抜くためのパフォーマンス」だったのだろうか。
(金田麻有)