視聴率の低迷など「凋落」著しいフジテレビだが、報道番組で大失態をやらかしてしまった。なんと間違った写真を「事故」のものだとして報じてしまったのである。状況をマスコミ関係者が解説する。
「18日に発生した東武東上線の脱線事故に関する報道でのことです。あるユーザーがツイッターに脱線事故のものだとして写真をアップしたのですが、それはインドネシアの脱線事故のものでした。ちょっとしたいたずらのつもりだったのでしょう。ところがこの写真をフジテレビは事故のものとして報じてしまったのです」
ツイッターにアップされた写真を使う場合は投稿者に事実確認をするのが普通で、今回もフジテレビ報道局とテレビ朝日報道局からこのユーザーにメッセージが寄せられている。
「実際にやりとりが行われたかどうかまでは分かりませんが、テレビ朝日は報じなかったので事実確認ができなかったのでしょう。逆に言うと、フジは確認できないまま報じてしまったことになります。もし連絡が取れていれば、デマ写真だと教えられるはずですから」(前出・マスコミ関係者)
報道に関わる者としてあるまじき行為に各方面から非難の声があがっている。中でもとりわけ辛辣なのが鉄道ファンだ。東上線で脱線した車両は東武の10000系、それに対してガセ写真に映っているのはインドネシアの鉄道会社に譲渡された東急8500系。車両の形式が違うならまだしも、会社が違う車両を一緒にするとは何事かというわけだ。
「ガセ写真を見ると車輪はガタガタで台車はサビだらけ。レール上面も錆びついています。東武東上線がこんな状態で運行されるはずがないのは、知識のない人でもすぐにわかると思うのですが‥‥。そんなことも見抜けないほどフジの報道は腐ってしまったということなのかもしれませんね」(週刊誌記者)
ドラマは爆死、バラエティは問題続き、報道もダメ‥‥フジテレビの復活は当分なさそうだ。