お盆前の新台が7月末にドドッとホールに登場します。「CRルパン三世~消されたルパン」を上回ると言われた、同じ平和から登場した「CRカウボーイビバップ」は、ルパンの82%を上回る85%という確変継続率から、「CR北斗の拳5覇者」かルパン以上の爆発で、1日5万~10万発も珍しくないのでは、と期待していました。ですが、約1300個を獲得できるST170回転中の大当たりも迫力不足で、ルパンにUターンしたファンも多いようです。
60歳還暦のボクもそうですが、原作アニメの存在すら知らないオジサンには、まだルパンのほうが、なじみのあるタイアップです。
試しにカウボーイビバップを打ってみると、ルパンよりもギミックの動きが新鮮です。疑似連「REPLAY×2」の緑はルパン同様、ただのにぎやかしで、「×3」の赤で初めてスタートラインです。ここでトラ柄や金の出現がなければ当たりは諦めましょう。
ド派手な「ソードフィッシュ」ギミックは、ルパンよりも派手です。ストーリー系なら最強の信頼度(90%)を誇るジュリアリーチで墓地に現れれば大当たりです。とはいえ、初打ちでこれをオスイチでハズしたので、90%もアテにならないのは、トラ柄を見なかったからのようです。
メンバー系の弱いリーチでもトラ柄カットインがあるとアツく、VSリーチ系は途中で、まるで当たったかのようなピキョーンという音で「TANK!CHANCE」が出れば60%の激アツ。むしろこの演出とトラ柄&金が肝のようです。
オスイチは、ST170回終了後の222回転か、444回転狙いがオススメです。1000回ハマリはルパンより目立つので、ひょっとするとルパンはパチンコファンやパチンコ業界の活気を守る救世主的甘味料が効いているのかもしれません。出玉もルパンに軍配を上げます。ルパンバブルで予想以上の台数が設置されているので、慎重に台選びをしてください。
出玉でカウボーイビバップより目立ったのはタイヨーエレックの「CRブラックラグーン2」(大当たり確率394.8分の1)です。77%の継続率ですが、約2200個に偏った時の出玉は、4万発クラスが1~2台出現します。ただし、原作アニメを知っている方も「通常時が退屈」と言うほどで、原作を知らないボクは、1000円打つのも退屈するほどです。
昨春の火曜サスペンス劇場以来、米米CLUBや萌えよ剣など、昔の太陽電子のバカづきハマちゃん時代を知るファンにはもの足りなかったタイヨーエレック。Sammyとのタッグで、メジャーっぽく若いスロッター向けのタイアップに成功していますが、ルパンファンを浮気させるほどではないようです。
◆プロフィール 谷村ひとし 1953年生まれ。95年、みずからの立ち回りを描いた「パチンコドンキホーテ」(週刊モーニング)で大ブレーク。過去20年間のパチンコ収支はプラス6200万円突破。累計で20万人以上を擁する携帯サイトで毎日情報を配信中。詳しくは「谷村パチンコランド」で今すぐ検索!
※この連載に記載されたメーカーごとの大当たりしやすい回転数や独自の攻略法はメーカー発表の内容ではなく、あくまで谷村ひとし氏の経験則であり、データ収集に基づいた私見です。