昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再スタートを切ることとなった。
「いっぷく!」の打ち切り原因は低視聴率のため。しかし、それでも国分が司会を続投するのには理由がある。
「もともと『いっぷく!』の時間帯は、V6の井ノ原快彦がNHKの『あさイチ』に出演しているため、ジャニーズとしては難色を示したそうです。そこを押しての国分のキャスティングだったので、今さら数字が取れないことを理由に追い出すことはできなかった。最近の国分は“TOKIOのなかで一人負け”とも言われていますよ」(芸能記者)
「白熱ライブ ビビット」は、女性からも多く支持されている真矢ミキ(この番組開始を機に改名)を司会に加えることで話題作りをしているが、前出の芸能記者は「それでも数字を伸ばすのは難しい」と話す。
「国分の人気、現場での評判は、実は決していいものではない。『すぽると!』も現場からの評判が悪くて降板。95年から続いているTOKIOのレギュラー番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)もほとんど出演できていません。この番組は地方ロケが多いため、毎朝生番組を持つ国分が参加できないのはわかるが、これではグループの中での存在感を発揮できず、また、TOKIOファンのなかでも“国分離れ”が進みかねません」
一方、井ノ原は“NHKの朝の顔”として定着し、評判も上々だ。
「井ノ原は、相方の有働由美子アナからも『私の言葉足らずを、イノッチがフォローしてくれる』と信頼されています。いまやCMのギャラも高騰し、各局のバラエティ番組が井ノ原獲得を狙っている。結婚でイメージチェンジを成功させた男性タレントの好例です」(前出・芸能記者)
「ポスト中居正広」の最右翼と言われた国分だが、気が付けばジャニーズの後輩に一気にまくられた形だ。芸能界とはまさに下克上の世界である。