高学歴を謳っているはずのラサール石井が、大暴走している。
思えば7月31日、自民党女性局のフランス研修をイジるために、三原じゅん子参院議員が同局長を務めていた4年前の資料をSNSにアップ。「この図には今井絵理子も入っていないから実際にはもっといる」と、見当ハズレな指摘をした。
三原議員じきじきに「ラサールさん、この組織図は2019年のもの。誤った情報を広めないで頂けますか」とヤラレている。
8月7日にも、自衛官募集ポスターのキャッチコピー「国家を守る、公務員」に噛みついた。「驚いた。自衛隊は『国民』を守るのではなく『国家』を守るそうだ」「体制を批判する者、体制の決めた事に逆らう者は、自衛隊から威嚇され攻撃される(その頃には軍隊だろうが)未来が見えてくる」とSNSに書き込んだのだ。
すると「国家って国民、領土、国体、これら全ての意味を含むんですが」と、こちらも一般のネットユーザーに厳しくツッコミを入れられる始末。芸名にもなっている母校の名門ラ・サール学園の後輩からも「国家の定義はラ・サール中学校で習っています」と嘆かれた。
ラサール石井の怒りは8月17日配信「日刊ゲンダイ」のコラムにまで飛び火し、「日本政府はSDGsをひとつとして実現してない」と憤った。
ところがこの発言、目もあてられない「巨大なオウンゴール」だったのだ。「SDGs」は反共産主義、反左翼思想を説く新興宗教の「勧誘文句」だからだ。
昨年11月11日には「AERA」が「旧統一教会『SDGs推進イベント』に教授が参加 東京、東北、早稲田など9大学で確認」という記事を配信し、SDGsと旧統一教会の関係を問題視。今年度の入学式や入学ガイダンスでも、大阪大学や島根大学など全国の大学で「SDGs勉強会と称した勧誘に気をつけて」と注意喚起する動画や掲示を出している。
堀江貴文氏も今春、ファンからの怪しいコンサルタントを見抜く方法を聞かれた際に、SDGsバッジを挙げた。
「全員が悪いとかそういうの言ってるわけじゃないけど、なんか胡散臭いんだよね。胡散臭いことが『表面化してないだけなんじゃないの』って俺は思っちゃうし、俺は絶対あれはつけたくない」
と散々な言いようなのだ。
しかも堀江氏が「胡散臭い」と断言したことで、SDGs勉強会に近づくなという各大学の注意喚起は説得力が増した。
あの物議を醸したコオロギ食、昆虫食もSDGs活動の一環だった。コオロギを食べさせられるくらいなら、政府はSDGsなど実現しなくていい。