上半身のコンディション不良を理由に、ヤクルトの村上宗隆が2軍で調整している。今シーズンオフにも米メジャリーグ挑戦が確実視されているが、大丈夫なのだろうか。
村上は3月11日の静岡遠征を外れると、その後、2軍に回った。チームはあくまで「上半身のコンディション不良」としてかアナウンスしていない。近年は故障部位が分かると復帰時期がある程度読めて戦力編成に影響があるため、公表しないケースが増えている。ましてメジャリーグ挑戦が決定的な村上ゆえ、代理人サイドが「無理をさせるな」と指示している可能性を捨てきれない。
2軍では三塁の守備練習を、確認しながら行っている状況だ。
球団としてもポスティング移籍ならば、譲渡金がいくらか入ることになる。その金額に大きな影響が出るのであれば、無理をさせないのは当たり前。昨年までロッテでプレーした佐々木朗希が球団主導で、決して無理させることなく試合出場していた…との噂が根強くあったのと同じ図式だ。
高津臣吾監督は頭が痛い舵取りを迫られることになる。