阪神の藤川球児監督から「造反組」が出ていると一部で報じられ、現場はザワついている。いったい、何があったのか。球団OBが言うには、
「藤川監督は完璧主義者として、選手に技術向上を求めることが多いと聞く。全てがうまくいけばいいが、発展途上の若手は多い。コーチ陣も監督の顔色を伺う者が多いようで『壁になってくれない』と不満を漏らす選手がいる」
「造反組」がすがっているとされるのは、藤川監督と同じ40代で、投手出身の阪神OBだという。
「あぁ、その話は耳に入っていますよ」
と明かすのは、別のOBだ。
「今のところ、相談相手になっているレベルだとは思いますが、チーム内の不満が外部に漏れるのは危険な兆候だと思いますよ。もし密告している選手が判明すれば、監督は粛清に動くでしょうからね。おまけに首脳陣と監督の間にも溝があるようです。岡田監督時代は選手を叱らず、担当コーチばかりを叱責してメンタルが病んだ首脳陣がいましたが、今回は『理想論ばかりで監督は現実が見えていない』と。良くも悪くも達観してがむしゃらに指揮をしないのです。本人はそれも球児流と思っているのでしょうが、空回りしたら…」
開幕前から危ないタクト振りが予想される。