韓国は儒教の国。礼節を重んじ、目上の方々を尊重…といったイメージが強いと思いますが、昨今のKPOPでは「ナップンナムジャ、ナップンヨジャ(悪い男、悪い女)」が流行っています。
私が感じる“悪い女”の雰囲気を醸しだしているのが、T-ara「Sugar Free」。CLUBミュージックにも対応していて、EDMバージョンを出したほど。T-araは日本でデビューした際には、ポピポピダンスなどキュートなイメージでしたが、韓国本国では、「セクシー」や「BAD」なイメージで攻めています。一時、「グループ内のイジメ問題でメンバーが脱退」などの噂が広まりBADイメージがつきましたが、そこからのイメージチェンジが実にお見事。逆手にとって、悪役を演じるかのような悪い女感の曲を披露してきました。私、ぶりっ子が苦手だから、むしろこのT-araの清々しさが大好きです。
T-ara「Sugar Free」(BigRoom Ver.)
そして、“悪い男”代表はBlock B。来年の日本デビューを控え、今後が期待されている男性グループです。日本でのデビューコンセプトは「悪ガキ」。韓国では「悪童」と呼ばれていますが、彼らのデビューからの歩みがそう呼ばれてしまう理由かと。
前事務所との契約訴訟問題で1年間のブランク。また、タイが洪水の時に不適切な発言をして一時干されてしまうなど、問題児と呼ばれてしまう行動が多く、いつ消えてしまうのかとファンはハラハラさせられっぱなしでした。しかし、リーダーのZICOが作曲、プロデュースする楽曲の良さ、メンバーの個性的なルックスや実力など、才能のみで生き残れる事を証明しているBlock Bは、今後、まだまだ伸びるグループだと思います。「Very Good」と「HER」の2曲は特に悪童感満載!
Block B「Very Good」
Block B「HER」
今回は、「悪い男、悪い女」をコンセプトにしたKPOPをご紹介しました。
(KPOP洗脳家・ローバー美々)