5月10日放送の「ノンストップ!」(フジテレビ系)で、最近患者が爆発的激増中のアニサキス中毒についての特集で、お笑いコンビ「品川庄司」の庄司智春が七転八倒の体験談を明かした。昨夏、庄司が地方ロケで鮭イクラ丼を食べたところ、夜、就寝中に激痛で飛び起きたという。5分ごとに繰り返される胃の痛みでその晩は一睡もできず。翌日もロケが続いていたため、痛みを我慢。夜中、仕事終了後に救急病院に向かった。診断結果は胃痙攣だが、痛みは続いたまま。翌朝、別の病院で診てもらい、アニサキス中毒であることがわかった。
「アニサキス中毒は寄生虫アニサキス幼虫によって引き起こされる食中毒で、この10年で食中毒報告件数が20倍に増加。魚介類に寄生し、特に生のサバ・イワシ・カツオ・サケ・イカ・サンマ・アジなどを食べると発症する。胃の粘膜に噛みつくなどし、激しい腹痛や嘔吐を引き起こす。予防法は、できるだけ生食を避け、加熱、冷凍する。調理する際は内臓を取り除く。刺身でも幼虫がいないか目をこらす。食酢、塩漬け、醤油やわさびでは、死滅しないので、しめサバも要注意です」(医療ライター)
庄司を担当した医師は内視鏡で胃の中をチェック。するとたちまち4匹のアニサキスを発見。その後10時間かけて合計8匹のアニサキスを除去。庄司の胃壁はアニサキスに噛みつかれて血だらけ。あまりの数の多さに医師も目を丸くしたという。庄司は以来トラウマになり、生の魚介類がNGになってしまったそうだ。
同番組の谷岡慎一アナも昨夏、イクラの寿司でアニサキス中毒を発症、たった1匹で内臓がねじれるような激痛だったことを打ち明けた。芸能界では、渡辺直美や南海キャンディーズの山里亮太、益子直美らがアニサキス中毒を発症している。
それにしても、いくら仕事で抜けられないとはいえ、2日間も七転八倒の痛みに耐え、10時間の大手術に耐え抜いた庄司。まさか、日頃から藤本美貴夫人に鍛えられていて、ドM気質になっていた!?
(塩勢知央)