嵐・櫻井翔が家族の話題を持ち出す時に、圧倒的に多いのは、母親だ。「VS嵐」(フジテレビ系)のオープニングテーマで「引っ越しの思い出」が語られた、3月8日放送回でも他のメンバーが自分の引っ越しについてあれこれしゃべったのに、櫻井は率先して母親の話題を持ち出したのだった。こんな具合である。
「実家の引っ越しの時にさ、大学生か高校生ぐらいだったんだけど、当然親がいろいろパッキングするじゃない。ダンボールとか詰めたりさ。まあ、10代だし(自分は)やんないわけ。そしたら親は当然それは腹立つよね。だってやんないんだもん、オレ、何も。オレは引っ越し(の準備)は何にもやらない。もういよいよ1週間後なのに。家向かって、角曲がったら、2階からお袋がオレの物をずっと投げてる。 ごめん、ごめん、ごめん。 やります、やります、やります」
この櫻井の語りを受けて、松本潤が、「ちょこちょこ出てくる櫻井母のエピソードすごいね、強烈」とアキレ返っていたが、櫻井は笑顔。こんな周囲がドン引きする櫻井ママのエピソードは数限りない。
「片付け嫌いの櫻井が自分の部屋の掃除をサボっていたら、部屋に散乱していた洋服すべてを廊下に出されていたり、母親に買ってもらったゲームの説明書をゴミ箱に放り投げたら、『私が必死で働いて買ったものに、何てことするの!』とブチ切れられ、馬乗りになった母親に謝らされたこともあったそうです。5歳の時に母親とケンカした際は、渋谷の街に櫻井を置き去りにして母親はさっさとバスで帰宅したこともあるとか。とにかくしつけに厳しい鬼母エピソードは枚挙にイトマがない。幼少の頃、10以上も習い事を強制されたのも、櫻井家の長男として立派に育てあげようという母親の決意の表れだったと聞いていますよ」(ジャニーズウオッチャー)
もちろん仲がいい母と子。今年正月には、急きょ思い立って2人きりで母子旅行に出かけたり、櫻井が母親の誕生日をサプライズ仕立てで祝った。多忙な日々にもかかわらず、母親との連絡だけはしっかり取っているという櫻井。このべったべたの母子関係を忘れさせるくらいの女性に出会わない限り、結婚は難しそうだ。
(塩勢知央)