芸能界に目をやれば、みずからスタコラサッサと舞台から退場したのが女優の満島ひかり(32)だ。
芸能デスクが解説する。
「今秋開幕予定の舞台『ロミオとジュリエット』で主演を演じる予定でしたが、『最後までやり遂げる自信がない』など、体調不良を理由に降板を申し出ています。実はこの舞台は脚本を担当するクドカンこと宮藤官九郎氏(47)に満島自身が出演を売り込んだことで実現した作品だっただけに、主催者としてはまさに青天の霹靂のようです」
当代きっての演技派と呼び声が高い満島に何があったのか。
女性誌記者がいぶかしがる。
「舞台となると、稽古から長期間にわたって拘束されることになり、特に今回は東京で約3週間の公演のあとに、新潟や大阪でも上演が決まっていて、かなりの体力が必要とされることは確かです。とはいえ、それだけで降板に至るとは考えづらい。一部では、交際中の俳優・永山絢斗(29)とのオメデタではないかという憶測の声も出ています」
これまでにもドラマでは「ごめんね青春!」(TBS系)、「監獄のお姫さま」(TBS系)などクドカンとのコンビでヒット作を送り出してきた満島だが‥‥。
ドラマ制作関係者が内情を明かす。
「これまでにクドカンとの間にトラブルがあったとは聞いたことがないが、それでも『監獄──』ではドSな女看守役を演じ、『しゃべるな、クズ!』など、小泉今日子(52)など先輩女優をコキ下ろすキワどいセリフが用意されていた。本人も『宮藤さんはどうしてこんなキツいセリフばかり言わせるんだろう』と痛む胸の内を明かしていた。今回の舞台も、満島が思い描いた以上にドギツイ脚本だった可能性は高いですね」
満島がバッシングを覚悟で逃げた理由はオトコだろうか、それともキツいセリフなのだろうか‥‥。
「満島は今年3月に所属事務所から独立している。アイドル歌手から憑依型の本格派女優に成長したと評価が高いだけに、フリーになっても仕事にはあぶれることはないという自信の表れです。今後は、事務所が取ってきたヤラサレ仕事をこなすのではなく、役者としてセルフプロデュースしながら、納得できるヤリタイ仕事だけやるという方針なのでしょう。『カルテット』(TBS系)で共演した松たか子(41)も同じくフリーで活動しているだけに刺激を受けたのかもしれませんが、はたして満島が松ほどの大女優となれるかどうか」(芸能デスク)
満島の代役には、同じくクドカン作品の常連である森川葵(22)の出演が決まった。あとから来た人に押し出されなければいいのだが‥‥。
5月28日、自身のSNSで一方的に事務所からの「独立」を宣言したのが、歌手の広瀬香美(52)。
これに対し、事務所側は即座に「芸名は事務所がつけたもの」と独立宣言に待ったをかけた。
「93年に『ロマンスの神様』の大ヒットを放ち“冬ソングの女王”と称される広瀬ですが、近年はヒット曲に恵まれていない。それでも詩・曲とも自作。他アーティストにも楽曲提供しているだけに、億単位の印税収入がある。今回のトラブルはズバリその配分が気に入らないという銭ゲバ騒動にほかなりません。1年の半分はアメリカで悠々自適の生活をしているだけに、金が足りなくなったのかも」(音楽ライター)
残り半分は日本でのコンサートや、都内で運営している「広瀬香美音楽学校」の校長職に充てているというが‥‥。かつてこの学校に通った生徒の一人が語る。
「月謝は2万円ほどですが、最低でも1年は通い続けないと、広瀬校長本人からの指導は受けられません。学校からの課題をある程度こなしたところで、『直接指導を受けられますか?』と打診があるんです。それでも、2年過ぎてもお呼びがかからない生徒さんもザラです」
校長室の扉は意外にカタかったようだが、
「それでも、歌の技術が認められれば、広瀬校長のコンサートでバックコーラスを務めることもできるんです。ずいぶん前のことですが、校長から『バックコーラスがやりたければTシャツを買いなさい』と、何百枚と購入を強要された生徒さんもいました。ただ、コンサートを仕切る事務所から『さすがにそれはマズイ』とクレームが入ったようで、バックコーラスの話は流れてしまった」(生徒)
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